kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

江東区長選は自公都ファの野合候補・大久保朋果の楽勝だったが、その陰で維新候補・小暮裕之が供託金没収の大大大惨敗!!!

 江東区長選は予想通り自公と都ファが野合した大久保朋果の楽勝だった。だが楽勝とはいえても圧勝とはいえない。得票率は35.0%で、4月に自民党衆院議員・柿沢未途の支援を受けて当選した木村弥生の38.5%に及ばず、急死した前区長のドラ息子・山崎一輝の31.5%は上回ったものの得票数では及ばなかった。

 今回の結果は江東区のサイトから確認できる。

 

 また前回の結果については朝日新聞のサイトを参照した。

www.asahi.com

 

 今回の結果は下記の通り。

  • 大久保朋果 57029 35.0%
  • 酒井 菜摘 34292 21.0%
  • 三戸 安弥 30132 18.5%
  • 猪野 隆  28819 17.7%
  • 小暮 裕之 12649  7.8%

 

 また前回の結果は下記の通り。

  • 木村 弥生 75906 38.5%
  • 山崎 一輝 62148 31.5%
  • 猪野 隆  34126 17.3%
  • 芦沢 礼子 25167 12.8%

 

 補選では投票率が下がるのが通例で、今回の区長選も例外ではなかった。

 前回は自民系が割れ、反自民の一部(たとえば立民の江東区議・高野勇斗など)が木村弥生の応援に回った分が木村の票に上乗せされた。

 しかし今回自民の息がかかっているのは大久保朋果だけで、その大久保もほぼ自民党色を消して、9割方は小池百合子都ファ)系の候補者として戦った。

 東京・下町の当地は元来自民党色が強いが、御三家のうち柿沢家・木村家は新自由クラブでの活動歴がある。柿沢未途に至っては長年保守系の野党政治家として活動してきた。一方、区政に徹していた山崎家のみが自民党右派にして現在悪評が噴出している清和会の系統だ。山崎家が最初から清和会系だったのか最近そうなったのかはよそからやってきた私は知らない。いずれにせよ江東区の自民系は保守内での緊張感系をバネにして、自民系全体では強い勢力を保ってきたと思われる。だから4月の区長選では都ファも公明も立民も自主投票を決め込んでいた。共産と社民が支持した芦沢礼子は「おっさん東大生」猪野隆の7割程度の得票で惨敗した。この猪野隆は、どの政党の色のついた候補者も嫌だという人が投票するらしく、前回も今回も6分の1くらいの得票率を得ている。

 今回は都ファ、つまり小池百合子が前面に出てきたことで、小池一派からの分派である上田令子都議(それにかつて「みんなの党」で一世を風靡した渡辺喜美が乗っかっている)が対立候補を立てたものだろう。それが三戸安弥で、彼女は4月の区議選でも立民お酒井菜摘らを抑えてトップ当選した。立民は当地では定数4の都議選でも当選者を出せないくらい弱いのだが、酒井菜摘はその「弱い江東区の立民」にあってはエース格といえる。この2人の、ともに地盤は弱いが得票力をそれなりに持った候補が出てきたから大久保の票はかなり削られた。大雑把に言って、国政や都政に対する新自由主義側からの批判票が三戸に、また社民主義的な側からの批判票が酒井に流れたものだろう。私が投票したのはもちろん酒井である。

 悲惨だったのは維新が推した小暮裕之であって、「おっさん東大生」猪野隆の半分にも満たない、つまり前回に共産と社民が支持した芦沢礼子よりもさらに票数が少ない、供託金没収の大大大惨敗を喫した。

 正直言って、今回の区長選では大久保の当選時代は不可避だと思って諦めていたので、もっぱら注目していたのは酒井と三戸の2位争いと小暮の票数だけだった。これに関しては、酒井と三戸の票差が少なかったことが残念ではあるが、小暮が前回の芦沢礼子にも全く及ばない供託金没収の惨敗を喫したことには大いに溜飲を下げた。

 維新とは、少なくとも江東区ではその程度の政党なのだ。マスメディアはやはり維新を過大評価しているのではないか。大阪や関西は別だが。

 それにしても腹が立つのはいまだに衆議院東京15区の総支部長も決めていない立民である。この政党はあまりにも下町を低くみていると常日頃から憤懣に堪えない。中央線沿線のサラリーマンしか眼中にないのではないか。

 選挙期間中にも下記JX通信社の情勢調査を読んで怒り狂っていたのだった。

 

news.yahoo.co.jp

 

東京・江東区長選 自民・都ファなど推薦の大久保氏が一歩リード、酒井氏が猛追=JX通信社 情勢調査

米重克洋 JX通信社 代表取締役

12/4(月) 20:44

 

12月10日に投開票される東京都江東区長選挙について、JX通信社は2日と3日の2日間、江東区内の有権者を対象に、電話とインターネットによる独自の情勢調査を実施した。その結果、自民党公明党・国民民主党都民ファーストの会が推薦する元都職員の大久保朋果氏が一歩リードし、立憲民主党共産党・れいわ新選組などが支持する前区議の酒井菜摘氏が激しく追い上げていることがわかった。元国税庁職員の猪野隆氏、前区議の三戸安弥氏、日本維新の会が推薦する小児科医の小暮裕之氏が続いている。

 

今回の選挙は、木村弥生前区長が今年4月の前回区長選での選挙運動をめぐり、公職選挙法違反の疑いで捜査を受けるなどして辞職したことにより行われる。この時の区長選では、自民党が元都議の山﨑一輝氏を推薦する一方、同じく自民党に所属していた元衆院議員の木村氏も出馬したことで「保守分裂」の激しい選挙戦となった。今回、自民党公明党、国民民主党都民ファーストの会とともに元都職員の大久保氏を推薦している。一方の国政野党は、立憲民主党共産党が前区議の酒井氏を支持する一方、日本維新の会はクリニック理事長の小暮氏を推薦。また、前回区長選で3万票以上を獲得した猪野氏や前回区議選でトップ当選した三戸氏も出馬し、混戦模様になっている。

 

国政での支持政党別に見ると、大久保氏は公明支持層の9割近く、自民支持層の5割の支持を得ている。酒井氏は共産支持層の7割を固めた一方、立憲支持層からの支持は4割ほどに留まっている。無党派層からは酒井氏が1割台半ば、大久保氏が1割弱の支持を得ている。猪野氏は無党派層や立憲支持層の各1割弱の支持を集めているほか、その他の政党支持層の一部からも支持がある。三戸氏は無党派層の1割弱から支持されている。小暮氏は推薦を受ける維新支持層からの支持獲得が課題だ。

 

前回区長選で木村前区長に投票した層では、大久保氏と酒井氏がそれぞれ2割弱の支持を得ている一方、前回山﨑氏に投票した層では大久保氏に2割弱、猪野氏と酒井氏に1割強の支持がある。

 

電話調査では、投票態度を明らかにしていない有権者が半数以上おり、今後情勢は大きく変わる可能性がある。

 

調査の方法
12月2日(土曜日)と3日(日曜日)の2日間、江東区有権者を対象に、無作為に発生させた電話番号に架電するRDD方式の電話調査と、大手リサーチ会社に登録したモニターを対象としたインターネット調査を実施した。電話調査では501人、インターネット調査では1,039人(計1,540人)から有効回答を得た。

 

URL: https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/86c3414547e1b427cbd71e605ba219c8ac845e1f

 

 上記情勢調査の記事と選挙結果を報じる朝日新聞デジタルの下記無料記事とを比較すると、選挙期間中に健闘したといえるのは。酒井菜摘以上に三戸安弥だったかもしれない。というのは、上記情勢調査の記事では三戸氏の名前は猪野隆の後に出てきたからだ。つまり三戸氏は小暮裕之ともども泡沫候補の扱いだったが、本当に泡沫だったのは維新が推した小暮だけだった。それにしても告示後まもない時点で既に9割を固めていたという公明の票は本当に脅威だ。だから自民は絶対に公明を切り捨てることなどできるはずがないと改めて思わされる。

 朝日新聞デジタルの無料記事は下記。

 

www.asahi.com

 

江東区長選、元都部長の大久保朋果氏初当選 「政治の信頼回復」焦点

2023年12月10日 22時38分

 

 区長選で違法ネット広告を流したとして捜査を受けた前区長の辞職に伴う東京都江東区長選が10日、投開票された。無所属新顔の元都部長、大久保朋果氏(52)=自民党公明党国民民主党都民ファーストの会推薦=が、国政野党が推す候補ら新顔4人を破り、初当選を決めた。投票率は39・20%(前回48・86%)だった。

 

 同区長選は今年2度目。4月の前回は自民元衆院議員の木村弥生氏が初当選したが、東京地検特捜部の捜査を受けて10月に辞職を表明した。支援した地元選出の柿沢未途・自民衆院議員も捜査を受け、法務副大臣を辞任する事態に。選挙戦は「政治の信頼回復」が焦点の一つとなった。

 

 また、前回は木村氏ら自民側の有力2候補による争いが中心だったが、今回は3候補に与野党が分かれて対決する形となり、構図が一変した。

 

 大久保氏は「都庁の経験を生かして区民生活最優先の区政を実現する」などと主張。都民ファ特別顧問を務める小池百合子都知事の写真をポスターに使い、知事も公務の合間に繰り返し応援に入るなど「小池カラー」を前面に出して戦った。一方、木村氏を巡る問題に加えて、派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金疑惑も発覚した自民は活動が目立たなかった。

 

 無所属新顔の元立憲民主党区議、酒井菜摘氏(37)=立憲、共産党れいわ新選組社民党東京・生活者ネットワーク支持=は、野田佳彦元首相ら立憲や共産の国会議員が連日応援に入り、政権や自民批判を展開して支持を求めたが、及ばなかった。

 

 ほかに、医療法人理事長の小暮裕之氏(44)=日本維新の会推薦=、元区議の三戸安弥氏(34)、元国税庁職員の猪野隆氏(58)の無所属新顔3人も敗れた。

 

 区選管が発表した確定票は以下の通り。

 

 大久保朋果氏=5万7029票▽酒井菜摘氏=3万4292票▽三戸安弥氏=3万132票▽猪野隆氏=2万8819票▽小暮裕之氏=1万2649票。

 

朝日新聞デジタルより)

 

URL: https://www.asahi.com/articles/ASRDB3SCWRD6OXIE00Q.html

 

 選挙での大久保のスローガンは「混乱から安定へ」だったが、これには本当に腹が立った。だが自公と都ファに野合されては勝ちようがなかったのも事実。おそらく酒井、三戸両氏は再来年の都議選を目指すと思われる。

 願わくば、この選挙が維新大没落のきっかけにならんことを!