kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

自民支持率急落17% 立憲上昇で3ポイント差に 裏金疑惑受け(毎日)

 今朝は更新するつもりはなかったが、毎日の世論調査があまりにも衝撃的だったので急遽更新することにした。

 

mainichi.jp

 

岸田内閣支持率16% 不支持率79% 毎日新聞世論調査

毎日新聞 2023/12/17 14:17(最終更新 12/17 17:02

 

 毎日新聞は16、17の両日、全国世論調査を実施した。岸田内閣の支持率は、11月18、19日実施の前回調査(21%)より5ポイント減の16%で、内閣発足以来最低を2カ月連続で更新した。不支持率は前回調査(74%)より5ポイント増の79%だった。

 

 調査方法が異なるので単純比較はできないが、支持率が20%を下回るのは、菅直人政権下だった2011年8月(15%)以来。不支持率79%は、毎日新聞世論調査内閣支持率を初めて質問した1947年7月以来、最も高い。

 

 支持率は、マイナンバーカードを巡るトラブルが相次いだことなどが影響して6月以降、下落傾向に転じた。9月に内閣改造を実施し、11月には、減税や低所得世帯への給付などを盛り込んだ総合経済対策を閣議決定したが、政権浮揚にはつながっていない。さらに、自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金問題が深刻化したことで、政権運営は一層、厳しくなっている。

 

 調査は、携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)機能を使う方式と、固定電話で自動音声の質問に答えてもらう方式を組み合わせ、携帯467件、固定613件の有効回答を得た。【野原大輔】

 

URL: https://mainichi.jp/articles/20231217/k00/00m/010/054000c

 

 内閣支持率以上に衝撃的なのは自民党の支持率急落だ。下記毎日記事は有料記事なので無料部分のみ引用する。

 

mainichi.jp

 

自民支持率急落17% 立憲上昇で3ポイント差に 裏金疑惑受け

毎日新聞 2023/12/17 17:00(最終更新 12/17 18:43

 

 16、17日実施の毎日新聞世論調査では、自民党政党支持率が11月比7ポイント下落の17%になった一方、野党第1党・立憲民主党の支持率は5ポイント上昇の14%となり、これまで大きく開いていた両党の支持率差は3ポイントとなった。無党派層の割合も11月比5ポイント上昇の31%。比較的底堅く推移してきた自民党支持率が、派閥の裏金疑惑を機に崩れたと言えそうだ。

 

 自民支持率が1割台に落ち込むのは2012年12月の自公政権復帰後で初めて。自民支持率はマイナンバー問題などで岸田内閣の支持率が下落を始めた今夏以降も20%台を維持していた。11月は内閣支持率が前月比4ポイント下落の21%だったのに対して自民支持率は1ポイント上昇で実質横ばいの24%。内閣支持率無党派層の動向次第で大きく変動する一方、自民は保守層など伝統的な支持基盤を固めており、党内には「自民の支持率が安定している限りは選挙で大負けすることはない」との楽観論が根強くあった。

 

 しかし今回、内閣支持…

 

URL: https://mainichi.jp/articles/20231217/k00/00m/010/097000c

 

 こちらの記事には大きな落とし穴がある。それは有料部分に書かれているあるが、直接引用するわけにはいかないので、その部分に触れたブコメを以下に紹介する。

 

読む政治:自民支持率急落17% 立憲上昇で3ポイント差に 裏金疑惑受け | 毎日新聞

自民17%、立憲14%、維新13% 立憲の政策が何か変わったわけでもないので、本当にみんな政策で支持/不支持を決めてはいないのだな

2023/12/17 18:02

b.hatena.ne.jp

 

読む政治:自民支持率急落17% 立憲上昇で3ポイント差に 裏金疑惑受け | 毎日新聞

「立憲が支持率を大きく伸ばして14%の支持率となり、維新(13%)と並んだ(略)政府・自民との対決姿勢を鮮明にしたことが評価された可能性」

2023/12/17 17:37

b.hatena.ne.jp

 

 そう、維新への支持がまだまだ底堅いのだ。これは、先日の区長選で維新候補を得票率わずか7.8%という供託金没収の大大大惨敗に追い込んだ江東区民である私には信じられないのだが、残念ながら冷厳な事実だ。

 その江東区長選は立民・共産などが支持した酒井菜摘と小池百合子都ファから分派した上田令子渡辺喜美一派が支持した三戸安弥、それに毎回の選挙出馬ですっかり区民にお馴染みになった「おっさん東大生」猪野隆の3人がいずれもそれなりの得票率を持った候補だったので魅力が全くなかった維新候補が吹っ飛んだだけであって、三戸を支持した政党が都ファからの分派であることから明らかな通り、三戸に投票した人は三戸のような候補がいない選挙では、というか金沢結衣という若い女性候補が前回も善戦した衆院選では金沢に投票するような人たちだといえるだろう。その三戸と野党統一候補*1の酒井とが互角に近い票数だった。三戸は酒井の8割以上の票を得ていた。

 また平河エリ氏も気になるXを発信していた。

 

 

 この「小池さん」というのは明らかに小池百合子を指す。

 江東区長選でも苦境の自民を救ったのは小池百合子だった。当選した大久保朋果に自民色などほとんどなく、99%都ファ系の候補だった。

 これが大久保ではなく、漢字もろくに読めない頭の悪さで区民の評判が悪い前区長のドラ息子・山崎一輝が自民の推薦ないし支持を受けて立候補していたら、山崎は酒井か三戸のどちらかに負けた可能性が高かったかもしれない。大久保が都ファ系であることを思えば、もし仮に山崎・酒井・三戸の三つ巴の区長選だったなら、あるいは勝ったのは酒井ではなく三戸ではなかったかとさえ思う*2

 つまり、非自民の新自由主義勢力の強さは決して馬鹿にならないといえる。

 そこで懸念されるのが立民代表の泉健太が2017年衆院選希望の党公認で勝ち抜いた人であることだ。つまりあの選挙で泉は「小池百合子側の人間」だった。その泉は昨年の今頃には「『維新八策』に大部分協調できる」などと言っていた。

 今後の政局に小池百合子が絡むとしたら立民がどう動くかは全くわからない。少なくとも泉健太は大きなリスク要因になり得るのではないかと私などは懸念してしまう。立民が「枝野ビジョン2023」を前面に打ち出して今後の日本社会のビジョンを示せるようならまだ可能性はあるのだが、またぞろ泉が変な政局遊びをやらかし始めるのではないかと、それが大きな気掛かりだ。

*1:民民は与党支持に回ったが、この政党はもはや野党とはいえない。また維新は最初からゆ党だ。

*2:もっとも実際には話が逆で、小池百合子一派が区長選にしゃしゃり出てきたから、上田令子が小池に対抗するために急遽エース格の三戸の擁立を決めたというのが本当のところだろうけれど。