kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「人工地震」のツイートを今なお残す山本太郎は、陰謀論体質の完全な払拭が今後の課題

 またヤマシンの「ゆきのちゃん」が「『桜を見る会』追及は日米FTA隠しのスピン」という例の陰謀論をばら撒いたらしい。今回は共産党に対する非難も加えた。

 

 

 「ゆきのちゃん」のツイートをオザシンからヤマシンに転じた兵頭正俊がリツイートしたのだとか。

 

 

 私も兵頭のツイートを見にいき、奴が「ゆきのちゃん」の陰謀論ツイートをリツイートしていたことを確認した。

 

 頭が痛いのは、彼らに信奉されている山本太郎が、少なくとも2013年の時点では自身が陰謀論体質に染まっていたことを示すツイートがまだ残っていることだ。

 

 

 上記ツイートからリンクを張られている山本太郎のツイートは、日本時間の2013年10月2日に発信されている。

 

 

 これは、少なくとも6年前の段階では山本太郎自身がオザシンの陰謀論体質にどっぷり浸かっていたことを示すものだ。これを発信したおよそ1か月後に、山本太郎は当時の天皇明仁天皇)に直訴する事件を引き起こし、自らの未熟さを露呈した。

 さすがに最近では山本太郎自らが陰謀論を積極的に拡散してはいないようだが、街宣で「不正選挙」について聞かれた時に質問者に理解を示すかのような迎合的な態度をしばしばとることが指摘されている。

 こういう体質を完全に払拭することも、今後の山本太郎の課題の一つだ。さしあたっては、上記の「人工地震」のツイートを山本太郎がいつ削除するのか、あるいはずっと削除しないのかに注目したい。

安倍内閣支持率が続落、年初の水準に戻す

 直近に報じられた安倍内閣の支持率は、日経が横ばいの50%、朝日新聞が6ポイント減の38%だった。今回も三春充希氏のツイートをいくつか引用する。

 

 

 

 下記は、日経の支持率が高めに出ている件について。

 

 

 また下記は、日経の世論調査で支持率が「横ばい」とされた件について。

 

 

 日経は確か先々月がほぼ横ばいで、先月には目立って下げたが、今月は横ばい。先々月と今月は高めの数字が出て、先月は低めに出たのかもしれない。「日経の世論調査単独では下落をとらえる精度がなかった」というのを言い換えれば、ある報道機関の1回の世論調査では誤差に埋もれる程度の、それほど急激ではない支持率低下だということ。但し、多くの報道機関による世論調査を総合すると誤差の範囲を超えた下落が認められる。その程度には小さくない支持率低下が観測されている。

 余談だが、少し前に、三春充希氏の著書を絶賛していたはずのあるブログのコメンテーターが、Yahoo! のアンケートでは内閣支持率はもっと低いなどと書いているのを見て(この日記へのコメントではない)、いったい三春氏の本のどこを読んで感心したのかと怪訝に思ったことがある。その人物はヤマシン(「山本太郎信者」)なのだが。

 今年は改元前後から安倍内閣支持率が高めに推移するというさんざんな年だった。たまたま私は6月に首を痛めて(頸椎症性神経根症というらしい)QOLがずっと下がっていたこともあって、新元号安倍晋三を呪い続けていたのだが、ようやく痛みやら腕や指のしびれやらが軽くなってきたタイミングで内閣支持率が下落傾向に入り、結局年の初めと同じくらいの支持率にまで下がってほっと一息といったところ。今年のMVPは共産党の田村智子議員かな。

 勝負は来年だ。特に年明け早々に安倍政権にダメージを与えて安倍を早期の退陣に追い込めるかどうかに、20年代の日本がかかっている。

安倍晋三、「今年は日本が世界の中心で輝いた年だった」とほざく(呆)

 昨日(22日)のTBSテレビ「サンデーモーニング」で知ったが、安倍晋三が「今年は日本が世界の中心で輝いた年だった」とほざいたらしい。鼻で笑ってしまった。

 番組の終わりの方で、外国の観光客が日本の物価の安さに喜んでいる映像を流した後(数年前から言われている "Japan is cheap" の話だ)、コメンテーターの青木理が馬鹿にしたようにこの安倍の発言に言及しながら、日本はもう先進国ではないんじゃないかと言い、例として公文書の問題を挙げた。時に生温いコメントが物足りなさを感じさせることもある青木氏だが、このコメントには大いに共感した。

 

togetter.com

 

 以下、上記のまとめに含まれるツイートをいくつかピックアップする。

 

 

 

  

 

 

 「公文書の専門家」を何千人要請しようが、トップがシュレッダーにかけろと命令するのでは意味があるまい。共同通信の記事と、それに対する「はてなブックマーク」にリンクを張る。

 

this.kiji.is

 

b.hatena.ne.jp

 

 以下は代表的なブコメ(人気順の上位5件)。

 

公文書の専門家、千人養成へ ずさんな文書管理の批判回避も | 共同通信

そんなことより捨てるのやめろ

2019/12/21 21:33

b.hatena.ne.jp

 

公文書の専門家、千人養成へ ずさんな文書管理の批判回避も | 共同通信

手術すべきは手足じゃなくて脳なんだが

2019/12/22 04:44

b.hatena.ne.jp

 

公文書の専門家、千人養成へ ずさんな文書管理の批判回避も | 共同通信

どうせ1000人がかりで文書廃棄させるんだろ / ヤギでも飼えばいい

2019/12/22 01:14

b.hatena.ne.jp

 

公文書の専門家、千人養成へ ずさんな文書管理の批判回避も | 共同通信

問題の本質は、忖度を強要される権力構造や、恣意的な運用が罷り通る管理ルールの甘さの方にあるのでは。末端職員のスキル不足が原因だとは思わない

2019/12/22 01:29

b.hatena.ne.jp

 

公文書の専門家、千人養成へ ずさんな文書管理の批判回避も | 共同通信

諸悪の根源が内閣にいる以上そんな事やっても無駄だろ。バカげたパフォーマンスだ

2019/12/22 01:24

b.hatena.ne.jp

 

 「広島瀬戸内新聞ニュース」より。

 

hiroseto.exblog.jp

 

安倍総理の功績。

捏造、改竄、隠蔽をほとんどの国民が読めるようになったこと。

 

 今年を表す漢字として現元号の一文字目が選ばれたらしいが(安倍晋三やどっかの政党はさぞかし大喜びだろう)、アホかと思った。月並みだが、「恥」か、さもなくば「隠」くらいだろう。「崩」とか「壊」はもう何年か続いているから今さら使えまい。あ、それは「恥」や「隠」でも同じか。

山本太郎は拳の振り上げ方を誤り、引っ込みがつかなくなりかかっているように見える

 年末なので、今年(2019年)4月以降の山本太郎について感想をまとめておく。

 

 自由党が国民民主党に吸収された今春以来の、山本太郎の拳の振り上げ方は明らかに失敗だった。具体的に言えば、ターゲットを自民党よりも立憲民主党に絞ったやり方のことだ。私は何も山本太郎の政党(以下「山本元号党」と表記)の独自路線は否定しないが、山本元号党が右翼排外主義色を日に日に強めているのは大問題だ。山本太郎とその支持者(「信者」を含む)は経済政策のことばかり言いたがるが、政党名に元号を冠したことや(おかげで、安倍晋三が定めた現元号及び元号制度そのものを否定する私とは全く相容れないことになった)、最近山本太郎が発した移民に関する発言を鑑みるに、山本元号党は左派はもちろん、リベラルとも到底いえない右派政党としての性格が固まりつつあるように見える。これはきわめて危険な傾向だ。

 今ならまだやり直しはきくから、山本太郎はとりあえず既成野党といったん妥協した方が良い。具体的にいえば、「『比例は×××』作戦」(伏せ字は現元号*1)に方向転換するべきだ。

 堀茂樹氏のツイート*2経由で知った「スポーツ報知」の記事*3によると、山本太郎

「今は最小グループですけど、維新や公明くらいの中規模政党になってキャスティングボートを握れるようにならないと」

と語っている。

 

 それなら、公明党や維新がいかにして衆院選小選挙区制度下で党の勢力を保ってきたかをよく考えるべきだ。

 まず公明党は、自前の勢力だけで衆院選小選挙区制を戦ったことは一度もない。

 小選挙区制で最初の衆院選となった1996年は、小沢一郎らとつるんだ新進党で戦った。

 衆院選新進党が敗れて解党に追い込まれると、1999年には、これも小沢一郎自由党がブリッジとなって自民党と連立を組み、1996年の次の衆院選以降は、自民党選挙協力を得て、「比例は公明党」作戦を軸として、小選挙区でも勝てそうな選挙区だけ自民党候補を降ろしてもらって候補を擁立する戦略を一貫して追求してきた。だから連立与党として現在まで生き延びている。

 維新の場合は、大阪の地方選を征圧し、地元で圧倒的な政党支持率を得たのち衆院選に参戦した。2017年衆院選で得た11議席のうち8議席が、大阪の小選挙区(3議席)と比例近畿ブロック(5議席)で獲得したものだ。

 与党との選挙協力もなく、特別に強い地域も持たなかったみんなの党は、「一人一票比例代表制」を提案したが、ワンマン党首だった渡辺喜美の自滅によって政党自体が消滅に追い込まれた。

 しかるに現在、山本党の支持者(「信者」)たちは、小選挙区立憲民主党が持っている議席を奪えば良い、などと馬鹿なことを言っている。そんな戦い方をしたら、立民の議席が山本元号党ではなく自民党議席に変わることは火を見るよりも明らかなのに。

 だが、それでも彼らは「その方が良い。安倍自民党改憲されたって構うものか」とまで言う。その例として、この日記の下記記事にいただいたコメントを以下に紹介する。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

れいわ新選組の信者でない支持者

 

kojitakenさま

あなたはとんでもない誤解をされています。
少しは経済学が分かり、現在の日本の経済状態が非常に悪いことの原因が緊縮財政であることを理解できるならば、人々を貧困化から救うために何をしなければいけないか、答えはハッキリ分かるはずです。MMTについてご存じか知りませんが、国債をインフレ率が極端に上がらない範囲内で発行して財政出動を積極的に進めて行くことです。8大緊急政策は手始めにすぎません。

まだはっきり決まっていませんが、山本政権では奨学金政令以外にも教育と研究開発に相当の投資をするはずで、高等教育も含む教育無償化も始めるでしょう。

次の衆院選では、緊縮派の与野党候補しかいないところには、れいわ候補を立て、反緊縮派の候補の立つ選挙区には立てません。つまり、緊縮派vs.反緊縮派の戦いにする意向です。

野党vs与党という戦いとは見ていません。山本太郎代表は、緊縮増税派は与野党に関係なく敵だと見ています。たとえ、自民党が大勝しても緊縮派は許さない覚悟です。その結果、改憲が進もうと、なんだというのですか。枝野氏には消費税5%減税を受け入れなければ単独で戦うと宣言していますから、粛々と言ったことを実行するまでです。前言を翻すような人間ではありません。

れいわ新選組の候補が最低でも3人当選するならまずは充分です。もっと多く10人以上なら大勝利でしょう。一歩一歩進むしかない長期戦です。

れいわ新選組自民党を利するのではなく決定権のある枝野氏がお決めになることです。誤解なさらないで下さい。

 

 こんなコメントを書く人が、「信者ではない支持者」のつもりらしいから驚くほかないが、安倍自民党が圧勝して安倍晋三が終身総理大臣になろうが日本国憲法が「安倍憲法」に改竄されようが構わない、という意見は私には全く受け入れられない。安倍退陣は日本を良くするための十分条件では全くないけれども間違いなく必要条件ではあって、今はとにかく安倍晋三を引きずり下ろすことが最大の課題だと私は考えている。この立場に立てば、もし本当に山本太郎小選挙区自民党を助けまくるような候補者の擁立を本気で考えているなら、徹底的に山本を敵視して山本に対する非難の雨あられを降らせる以外にやることはない。自民党議席が大幅に増えた場合でも、たかだか10議席かそこらにしかならないであろう山本元号党の経済政策を安倍政権が取り入れてくれるとでもコメント主は本気で思っているのだろうか。もしそうだとしたら信じられないお花畑ぶりだ。

 しかし、山本太郎は本当にそんな馬鹿げた「ドン・キホーテ」的な選挙戦略を考えているのだろうか。ボタンを掛け違えたまま突っ走って、引っ込みがつかなくなりかかっているだけではないだろうかとも思うのだ。

 今ならまだ引き返せる。そして、山本太郎が本気で自らの政党を「公明や維新のような中規模の政党に」したいと思うのであれば、衆議院選挙制度比例代表を軸とした制度に変えるという目標を立て、「野党共闘」はそれを実現するための時限的な性格のものにするように「市民連合」や共産党に働きかけていくべきではないか。

 いや、枝野幸男だって、一昨年の衆院選で躍進した直後には「自民党に対抗する大きなまとまりを作る必要はない」と言っていたのだ。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

 しかるに今では、小沢一郎らの強い働きかけを受けて、枝野は再び「二大政党制」を目指そうとしているかのように見える。

 これには、一昨年から現在までの間、衆院選選挙制度の議論がほとんどなされてこなかったことも影響しているだろう。

 特に、小沢一郎に強く影響された人たちや彼らと協力しようとする人たちが、選挙制度の議論を嫌う、ないし棚上げする状態がずっと続いてきた。これは根本的な誤りだと私は確信している。

 山本太郎は、徒に流れに乗ろうとばかりするのではなく、しっかりした戦略を立てる必要があるのではないか。

*1:この日記では現元号NGワードにしている。山本太郎が代表を務める政党を「山本元号党」と表記するのはこのため。

*2:https://twitter.com/hori_shigeki/status/1206695011691024384

*3:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191215-12150142-sph-soci

秋元司、柿沢未途、大西英男、初鹿明博ら、与野党の政治家も地盤沈下が激しい墨東の東京15区と16区(呆)

 東京14区から16区までの墨田区江東区江戸川区地盤沈下が進んだ東京の「広域ゼロメートル地帯」に属するが、政治家たちの地盤沈下もひどい。

 東京14区(墨田区)は「うちわ事件」の松島みどりの選挙区だが、それはもう5年前の話なので、今日は15区(江東区)と16区(江戸川区)に焦点を絞る。

 東京15区*1選出議員は中国系IR企業からの収賄疑惑も取り沙汰される自民党の秋元司。東京16区は数々の暴言でしか話題にならない、同じく自民党大西英男。秋元は鹿児島県出身の大東大卒で参院1回、衆院3回の当選だが衆院選の選挙区では1勝2敗で、柿沢未途が「希望の党」失速の煽りを食った2017年に初めて小選挙区で勝った程度の得票力しかない。2010年の参院選でも落選した。大西は地元・江戸川区出身の國學院大卒(この大学からは大西が初めての衆院議員だったらしい)で衆院当選3回だが、その前の2007年の参院選では落選している。

 

 秋元に関するNHKニュース2件と、それぞれの「はてなブックマーク」にリンクを張っておく。

 

www3.nhk.or.jp

 

b.hatena.ne.jp

 

www3.nhk.or.jp

 

b.hatena.ne.jp

 

 しかし、彼らに対抗する野党の政治家もひどい。まず前回衆院選で秋元に負けて比例復活した柿沢未途

 

www.asahi.com

 

 柿沢は2012年にみんなの党、2014年に維新の党からそれぞれ衆院選に立候補して当選したが、2017年には希望の党から立候補して秋元司に負けた。現在は無所属の衆院議員。過去をたどると、民主党都議だった2008年に酒気帯び運転で自損事故を起こして議員辞職に追い込まれたことがある。そんな奴がその4年後には衆議院議員になるのだから、面の皮の厚さだけは誰にも負けない。

 当然ながら、「野党共闘」はこんな奴を担いではならない。特に共産党は、こんな奴に相乗りしたら政党のレゾンデートルが問われる。可及的速やかに柿沢を切り捨て、新たな候補の擁立を探るべきだ。

 

 また、東京16区で大西英男に負けた初鹿明博も柿沢に負けず劣らずひどい。

 

bunshun.jp

 

 初鹿は逢澤一郎、次いで鳩山由紀夫政策秘書を務め、民主党みどりの風日本未来の党、維新の党、民進党立憲民主党を渡り歩いた。鳩山系を経て小沢グループに接近した人間で、蓮舫を「二重国籍」問題で責め上げるなどのレイシスト的な側面もしばしば批判されてきたし、2017年にも強制わいせつの疑惑を「週刊文春」に書き立てられた前歴がある。この人にも、弱い大西英男にさえ勝てない選挙の弱さがある。もともと東京東部では「都会保守」的な旧民主・民進系はいたって不人気で、公明党共産党が強いが、そこにもってきて問題の多い初鹿では大西に負け続けるのも不思議はない。立民は党員資格停止程度の処分でお茶を濁しているようだが、議員辞職させるべきだろう。もちろん次の衆院選では初鹿を切り捨て、大西に勝てる候補の擁立を探るべきだ。

 

 まともな候補さえ立てれば、東京15区はもちろん、16区でも自民党候補を倒すのは不可能ではないと思われる。しかし柿沢未途初鹿明博ではダメだ。

*1:東京15区は、かつても「オスプレイを絶賛した元公明党にして小沢系の東祥三という、とんでもなくひどい奴が議席を占めていた。東は2012年の衆院選日本未来の党公認で立候補したが、当選した柿沢未途や比例復活した秋元司はもちろん、民主党から刺客として送り込まれた「森を伐採」し損ねた落下傘候補田中美絵子にも負ける、前職とは思えない大惨敗を喫して政界を引退した。現在では安倍晋三支持者に転向して大学教授か何かをやっているはずだ。こいつの厚顔無恥さも筆舌に尽くしがたいものがある。