kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

日本シリーズ第3戦はソフトバンク圧勝。だがなぜ解説に江本孟紀が出てくる?

舞台をナゴヤドームに移した日本シリーズソフトバンクが中日に圧勝した。スコアこそ4対2だが、終始ソフトバンクが押していて危なげなかった。安打数でも12本対4本とソフトバンクが圧倒していた。とはいうものの私がテレビで試合を見たのは7回裏からなのだが、この時点で3対1でリードしていたソフトバンクに負ける雰囲気は全くなかった。

第3戦にソフトバンクが勝つのは予想通りだった。というのは中日の先発がネルソンだったからだ。ネルソンは球威十分の好投手で、昨年のレギュラーシーズン終盤や日本シリーズで活躍したが、今年のレギュラーシーズンは投球内容は悪くないものの敗戦投手になることが多かった。私は読売リーグのレギュラーシーズンでヤクルトを応援していたが、ネルソンのヤクルト戦の成績は1勝3敗。しかしネルソンが苦手としたのはヤクルトだけではなく、読売戦と阪神戦はともに1勝4敗で、ヤクルト戦よりさらに成績が悪かった。

ネルソンは精神的に脆く、ちょっとしたきっかけで乱れることが多い。そしてひとたび劣勢に立つと追い打ちをかけられることが多いのである。中日の相手からすれば、この投手が出てくる試合には負けてはならない、そういう投手だった。今季ヤクルトはネルソンに3勝したが、唯一黒星を喫したのは10月の4連戦においてだった。ネルソンに負けた時、今年のヤクルトのレギュラーシーズンは終わったと思った。首位攻防戦でこの投手に負けるようではダメだ。なおネルソンは、ヤクルトとのクライマックスシリーズには出てこなかった。

今日も、普通にやればソフトバンクが勝つだろうが、もしネルソンに負けるようなことがあれば日本シリーズはその時点で「勝負あり」だと思っていた。さすがにソフトバンクはレギュラーシーズン終盤のヤクルトとは違って、ネルソンを打ち込んで順当に勝った。試合内容も、初回にエラーをきっかけに得点したあと、4回に多村の2ランで突き放すという、ヤクルトをはじめとして読売・阪神など読売リーグのチームがネルソンに勝つ時と似たようなパターンだった。当然、中日の落合監督も今日の負けは織り込み済みだろう。明日の第4戦からが本当の勝負だと思う。

それはそうとテレビ中継は第1戦に続いてまたもフジテレビ系だった。しかも解説が江本孟紀。なんでこんな男が日本シリーズの解説に出てくるのかとドッチラケた。1973年に南海対読売の日本シリーズが行なわれた時の第1戦の勝利投手ではあるが、まさかホークスOBだからこの男を解説者に選んだわけではあるまい。実況を担当したアナウンサーはフジテレビではなく東海テレビのアナウンサーだったが、それはいつものことだ。東海テレビCBC中日新聞系のメディアで、中日新聞の発言権は強いから、フジテレビとておいそれと実況をキー局のアナウンサーにやらせることはできないのである。しかし、アナも解説者も東海テレビに独占させるほどフジテレビも弱くもないから、解説者を送り込む。それがよりによって第1戦の高木豊、第3戦の江本孟紀と、フジテレビ解説陣の中でも解説のレベルの低い人間だったのだから呆れるほかはない。

やはりフジテレビは日本シリーズ中継から締め出すべきだ。