kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

ヤクルト、ロッテとの乱打戦に快勝\(^○^)/

昨日(6/6)、一昨年の6月2日以来久しぶりにプロ野球の試合をスタンドで観戦した。

カードは一昨年と同じヤクルトとロッテの試合だが、前回は千葉のQVCマリンフィールドだったのに対し、今回はヤクルトの本拠地・神宮球場の試合。この時期は学生野球の試合が組まれていないため、神宮のヤクルト戦としては開幕直後とこの時期にしか見られないデーゲーム。私自身、神宮のヤクルト戦デーゲーム観戦は初めてである。

試合は、ともに石川姓の両チーム先発投手の出来が悪く、中盤まで逆転また逆転のスリリングな展開となったが、先にマウンドを降りたのはヤクルトの石川雅規で、1点リードの5回に一死後4連打を浴びて逆転され、計10被安打でKOされた。しかしロッテ先発の石川歩もピリッとせず、やはり1点リードの6回に一死後4連打を浴びて逆転され、計10被安打でKOされた。姓も同じなら打たれ方もそっくりの両投手だった。ただ違ったのは逆転したあとの両チームの攻撃で、5回表のロッテ打線はヤクルトの2番手・秋吉に後続を断たれたが、6回裏のヤクルト打線はロッテの2番手・大谷智久にも襲いかかり、この回打者一巡で7安打の猛攻で一挙5点を挙げた。続く7回には畠山が4試合連続の16号本塁打でダメを押した。守っては、大量リードにもかかわらずオンドルセク、ロマン、バーネットの継投でロッテの反撃を許さず、ヤクルトが9対4で快勝した。私にとっては一昨年に続くロッテ戦連勝で、その前(甲子園の阪神戦)と合わせて観戦試合3連勝となった。

終わってみれば両チーム合わせて30安打(ヤクルト16安打、ロッテ14安打)、両チーム合わせて6人の猛打賞(ヤクルト4人=デニング、今浪、畠山、川端、ロッテ2人=鈴木*1、角中)という派手な打撃戦。それでいて四死球は両軍1つずつの計2個だったため、安打数と得点数の割には試合時間は長くならず、3時間18分だった。

ヤクルトは強打戦がウリのはずだったが今シーズンは打撃陣がふるわず、両チームの成績を比較しても、ロッテのチーム打率.268に対してヤクルトは.246である。ヤクルトのチーム打率は、セ・リーグ(読売リーグ)でも阪神の.234、読売の.240に次いで悪く、リーグ4位である*2。それが昨日は16安打。この試合をきっかけに、昨年の猛打を取り戻してくれれば良いのだが。

それにしても昨日の試合は、スタンドで見る試合としては最高だった。投手戦は投球のコースや配球がわかるテレビ観戦では面白いが、スタンドの観戦ではつまらない。スタンド観戦では、昨日の試合みたいな打撃戦が面白い。そして、途中まで両チームが譲らない接戦だったのが、中盤にひいきチームが集中打で大量得点を挙げ、あとは安心して見ていられる展開という、絵に描いたような快勝の試合はそうあるものではない。たとえば2年前に千葉で見た同じカードの試合は、7回裏に同点に追いつかれてなお満塁のピンチになったので、負けを覚悟した。昨日の神宮でも左翼席を埋め尽くしたロッテファンの応援は熱心だったが*3、それでも当然ながら彼らのホームグラウンドである千葉とは比較にならない。千葉ではロッテファンの応援に圧倒された。

そういう絶体絶命のピンチを凌いで、スタンドの観客の多くを失望させる敵地での勝利にも、それはそれで独特の良さがある。しかしそれでもホームゲームの勝利の方がずっと良い。昨日は試合開始当時には晴れて暑くなりそうな気配もあったが、徐々に雲がたれ込め冷たい風が吹いてきて、試合終了時には小雨に降られるという天気だったが、試合内容は天気とは逆だった。最後のデニング、畠山、今浪の3選手のヒーローインタビューまで堪能した。

今年はもう球場には行かない。来年以降も、交流戦のロッテ戦が週末に組まれている時でもなければ球場に足を運ぶ気はしないだろう。ホームグラウンドが相手チームのファンに占拠されるリーグ戦で、ことに読売のような不快な対戦相手の試合など絶対に金を払ってまで見に行く気がしないのである。

*1:この鈴木大地選手には、一昨年千葉で見た時その名前にぶっ飛んだ思い出がある。千葉ではピンチで鈴木を抑えたためにヤクルトが勝てたが、昨日は打ち込まれた。この選手の背番号の上のローマ字表記が"SUZUKI"ではなく"DAICHI"と書かれていることに昨日気づいた。

*2:もっとも私にとっては読売や阪神がヤクルト以上に打てていないとは意外だった。ことに阪神は打率、チーム防御率ともリーグ最下位なのに3位につけている。1対0で日本ハムの大谷に今季初黒星をつけた昨日の試合といい、異様なまでに接戦に強いようだ。

*3:ロッテの左翼席の熱心な応援は、2005年に神戸でオリックス戦を観戦した時にも感心したことがある。