kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

共産党は「天皇制廃止は絶対しない」と明言、民民・榛葉賀津也は橋下ヒトラー騒動で「イスラエル関係者が失望」との謎の発言、立民・泉は安倍晋三や高市早苗と同じ側から佐渡金山の世界遺産推薦を評価(呆)

 suterakusoさんから共産、民民、立民の各党を批判するコメントをいただいているので、それをもとに3党を批判する記事を構成することにする。

 

 まず、下記記事にいただいたコメントより。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

 suterakuso

またスレちで申し訳ありませんが、急にギョッとするニュースが飛び込んできました。

天皇制廃止?絶対しません」共産リーフレット作成「不安」解消狙う:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASQ1X62NJQ1XUTFK00S.html

すでにバスり始めているので、お知らせの必要もないことでしょうが、この不愉快さをどこかにぶつけたくてしょうがないので、コメントさせてもらいます。

きっと、これ、党内で民主的に、熟議に熟議を重ねて発表されたのでしょうね。そして、党員は、党内の民主的な手続きを経て決められたことだから、当然、堂々と外部に対してこの立場を表明するのでしょうね。いや、民主集中制素晴らしい。これぞ、民主主義のその先にある、未来の政治システムだ。

ちなみに、つけるブコメはこれ↓で十分でしょ。

>"「与党になったら天皇制は廃止? そんなことは絶対にしません」" ――共産党は冷酷な差別者。

 

 リンクされた朝日新聞デジタル記事は「会員限定」。

 

www.asahi.com

 

 脱力感しかない。共産党はいったい何に媚びているんだろう。

 天皇制が差別と直結している。天皇制自体が差別の根源というわけではないかもしれないが、少なくとも天皇制を肯定することは差別を肯定することとイコールだというのが私の認識だ。もっとも、私は天皇制を子どもの頃から好まなかったが、明確な天皇制反対論者になったのは3年前(2019年)の3月に、自身は天皇制に対する賛否を明言していない原武史が書いた大著『皇后考』(講談社学術文庫)を読んで以来のことではある。それ以前は「必要悪ないしそれに準じるもの」と考えて妥協していたが、それは誤りだったと悟った。

 

bookclub.kodansha.co.jp

 

 世論も天皇制に対しては年々冷淡になっていると思う。特に右翼方面がそうで、ネトウヨを含む今の右翼で「皇室や皇族を敬愛している」方がむしろ少数派だろう。眞子氏の例に見られる通り平気で皇族を迫害するし、安倍晋三安倍昭恵も西暦で年数を言う。ことに昭恵など、西暦しか使わないはずなのに元号でコメントを出したことから官僚の代筆だとバレた一件があった。

 問題は「リベラル(・左派)」の方であって、前天皇夫妻を安倍晋三に対抗する存在として持ち上げる悪習がはびこっていた。共産党は彼らにでも媚びたのだろうか。それとも朝日の記事についた下記の皮肉なブコメの通りなのか。

 

「天皇制廃止?絶対しません」共産リーフレット作成「不安」解消狙う:朝日新聞デジタル

何もしなければ自然消滅しそうなので積極的に廃止に動く必要はないということなんだろう。

2022/01/28 21:26

b.hatena.ne.jp

 

 しかし、共産党天皇制存置の立場を明確にするなら、天皇制に反対する言論は「極左」扱いされてしまう。それだけでも有害きわまりない。

 下記は前記suterakusoさんのコメントの続き。

 

 suterakuso

上のコメですが、差別者は一般的な言い方でないので、差別主義者にしました。細かいことですが。

ところで、もう一つ、目立ちはしませんが、これもギョッとするニュース↓が目に入りました。

国民・榛葉氏、菅直人氏のヒトラー発言に「イスラエル関係者が失望」 | 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20220128/k00/00m/010/282000c

率直な感想は、なんだ?こいつ、ですね。うさん臭い匂いがプンプンしますね。きっと自民の中山とも仲良しなんでしょうね。いや、玉木ともども、民民に必要なのは、まさしく「弔鐘」ですね。

いちおう、次のブコメをつけました。

>"榛葉氏は日本イスラエル議員連盟副会長で、菅氏の発言後、知人のイスラエル関係者から「怒りを超えた失望のメールや連絡があった」" あなたが代弁する必要はないから、自身で表明してもらって。でなきゃ虎屏風案件。

もちろん、虎が出てきたところで、そんな傲慢な虎、狩ればよいだけ。

 

 リンクされた毎日新聞記事は下記。

 

mainichi.jp

 

国民・榛葉氏、菅直人氏のヒトラー発言に「イスラエル関係者が失望」 | 毎日新聞

"榛葉氏は日本イスラエル議員連盟副会長で、菅氏の発言後、知人のイスラエル関係者から「怒りを超えた失望のメールや連絡があった」" あなたが代弁する必要ないから自身で表明してもらって。でなきゃ虎屏風案件。

2022/01/28 20:11

b.hatena.ne.jp

 

 この件は民民(榛葉賀津也)と報道した毎日新聞の両方がひどい。

 まず「日本イスラエル議員連盟」とはいかなるものかとか、榛葉の知人だというイスラエル関係者というのはどういう人物なのかとか、何しろ相手がイスラエルというとんでもない国だから、しれっと「客観報道」のスタイルで書き流せるような件ではないはずだ。またヒトラーを肯定した発言に「イスラエル関係者が失望」するならまだ話はわかるが、ヒトラー的な人物を批判した発言に「イスラエル関係者が失望」するなんて、なんで? と疑問に思う方が普通だろう。だが記事を書いた毎日新聞記者にはそのような懸念や疑問など一切思い浮かばないらしい。感じられるのは、橋下の菅直人叩きに「バスに乗り遅れるな」とばかりに便乗しようとするさもしい根性だけだ。これでよく新聞記者が務まるものだと感心する。

 

 

 確かに。こんな記事を垂れ流す毎日新聞の劣化は末期的だ。榛葉に至っては論外。玉木ともども、政治的に彼らを葬る嘲笑、もとい弔鐘など何度でも鳴らしてやりたい。

 

 最後のターゲットは立民。下記記事にいただいたコメントより。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

 suterakuso

立民の右傾化については、この↓話にも触れなければならないと思います。

政府「佐渡島の金山」世界文化遺産への登録 ユネスコに推薦へ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220128/k10013454191000.html?utm_int=nsearch_contents_search-items_002

この玉音放送に、泉のコメントのコーナーも設けられています。

>立民 泉代表「まずは前進したこと評価」
立憲民主党の泉代表は、記者団に対し「まずは前進したことを評価したい。『佐渡島の金山』は、日本が育ててきた産業を表す有意義なものであり、 政府が、なぜ最初は推薦に後ろ向きだったのか非常に疑問を持っていた。ここでも、岸田政権はあとから政策を見直しており、最初から正しい判断をしてもらいたい」と述べました。<

次のブコメをつけました。

>"立憲民主党の泉代表は、…政府が、なぜ最初は推薦に後ろ向きだったのか非常に疑問を持っていた" 〇カ。いや、白々しい。どっちにしろ〇カ。

前原的〇カですね。そういや、前原は、そろそろヒトラー騒動で、俺もいるぞと貫録を見せつけに出てくるのですかね。

なお、このニュースにはNHKは気合入りまくりで、昼の号外扱いの速報と、夜の2つの記事と、3つのバージョンがあります。もう一つの夜のバージョンには次のブコメをつけました。

岸田首相「佐渡島の金山」世界文化遺産登録への推薦を表明
2022年1月28日 22時22分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220128/k10013455501000.html?utm_int=nsearch_contents_search-items_001

>しょーもな。今、リソースを割くことかよ。さすが有事の自民、有事の安倍。ちゃんと国営放送も大本営発表化。佐渡の人は萩に視察とか来たのかねぇ。

記事は地元の声でポジティブに盛り上げていますが、世界遺産の偉大な先輩、萩は、地元の山口の人間でも明治の産業革命遺産?何それ?の状態ですからね。ま、一部利権業者に税金を横流しする口実にはなっているとは思いますが、こちとら安倍の肝いりですからね。世界遺産の劣化版原発依存構造化(極悪度も劣化することはせめてもの救い)でしょうか。

あと、朝日の記事にもブコメをつけました。

岸田首相の判断変えた安倍氏との電話 佐渡金山、突き上げで一転推薦:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASQ1X6TBMQ1XUTFK015.html

>しょーもな。今、リソースを割くことかよ。さすが有事の自民、有事の安倍。っで、嘘つきこそ日本の名誉に関わる問題だよ。

 

 suterakuso

すみません、↑玉音放送ではなかったです。大本営発表です。

この大本営発表に、泉のコメントのコーナーも設けられています。

でした。

…早く大本営発表の終わりを告げる、玉音放送が聞きたいです。

 

 まあ「大本営発表の終わり」は、今度は天皇ではない人物の声で聞きたいですけどね、という揚げ足取りはともかく、NHKニュースから泉健太のコメントとそれに続くNHKの解説の部分を引用する。すると泉の右翼人士としての正体が浮き彫りになる。

 

www3.nhk.or.jp

 

立民 泉代表「まずは前進したこと評価」

 

立憲民主党の泉代表は、記者団に対し「まずは前進したことを評価したい。『佐渡島の金山』は、日本が育ててきた産業を表す有意義なものであり、 政府が、なぜ最初は推薦に後ろ向きだったのか非常に疑問を持っていた。ここでも、岸田政権はあとから政策を見直しており、最初から正しい判断をしてもらいたい」と述べました。

 

推薦めぐる両論

 

政府内に「佐渡島の金山」の推薦に慎重な意見があった背景には、ユネスコの仕組みに対するこれまでの日本の対応があります。

 

7年前の2015年、古文書などを保護する「世界の記憶」に、「南京事件」に関する資料が登録されました。

 

南京事件」に対する見解が中国と異なる日本政府は、制度が政治利用されているとして見直しを求めてきました。

 

そして去年4月、登録の申請に関係国から異議が出た場合は、対話などを求める制度の変更が行われました。

 

そして、「世界文化遺産」への登録をめぐっても、去年7月に推薦書の提出前に関係国との対話を促す指針が採択されています。

 

韓国が反発する今回、推薦すれば「ダブルスタンダードだ」といった日本への批判を招きかねないといった懸念もありました。

 

また、「世界文化遺産」は、21の委員国によるユネスコ世界遺産委員会が決めることになっていて、「登録はふさわしくない」と判断されれば、原則、再推薦はできないことになっています。

 

このため、韓国の反発の審査への影響が見通せない中ではリスクが大きすぎるとして、推薦を見送るべきだという意見もありました。

 

一方で、自民党内では保守派の議員を中心に「佐渡島の金山」は、江戸時代までを指定して登録を目指していて、朝鮮半島出身の労働者に関する韓国の反発は、時代が異なる不当なものだとする主張もあります。

 

また、来年以降世界遺産委員会の改選で韓国が委員国になる可能性もある中で、推薦を先送りすれば、かえって、登録が困難になるのではないかという指摘も出ていました。

 

NHKニュース 2022年1月28日 18時35分)

 

出典:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220128/k10013454191000.html

 

 そういえばこの件はしばしば弊ブログが嫌味を書くブログ「日本がアブナイ!」に取り上げられていた。

 

mewrun7.exblog.jp

 

 23日の『世界遺産でも安倍、高市と政府が対立。超保守・安倍にブーメラン・・・』の続報を。

 

 岸田首相&政府は、昨年12月以来、新潟県の「佐渡金山」を、23年度の世界文化遺産候補として国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦するか否か、慎重に検討を進めていたのだが。外務省は、韓国などの反発で推薦が通らない可能性もあることから、次回に推薦を先送りにしようという方向でほぼ話が決まっていた。(・・)

 

 しかし、この方針に怒った安倍元首相、高市政調会長らの超保守勢力が、激しい反発や抗議を行い、岸田首相に強い圧力げを断行。<安倍氏に至っては「これは歴史戦だ」とまで言っていたからね~。^^;>

 

 岸田首相や林外務大臣は、ギリギリまで結論を出さずに粘っていたのだが。安倍氏らの威力に押し切られ、昨日28日、岸田首相はついに推薦をすることに決めたのである。_(。。)_

 

* * * * *

 

 佐渡金山は、1601年に開山された国内最大級の金山。17世紀には世界最大級の金の産出量を誇り、江戸幕府の財政を支えていたという。金の採取から精錬までを手作業で行っていた時代の遺跡が残っているのは世界的に例がないとされている。

 

 新潟県佐渡市は早くから「佐渡金山」が「世界文化遺産」に推薦されるように活動。地元の国会議員らの支援も得て、準備を進めていた。

 しかし、韓国から佐渡金山は朝鮮半島人が強制労働させられた場所だとして、推薦に反発する声が出たことから、外務省は推薦に慎重になっていた。^^;

 

 外務省が慎重になっていたのは、単に韓国が佐渡金山の強制労働の件で反発していたからだけではない。

 日本が、2015年に軍艦島等を「明治日本の産業革命遺産」として登録した時も、韓国は強制労働があったとして反発していたのだが。この時は、岸田氏が外務大臣として韓国側と協議し、強制労働の実態を説明する展示を行なうと約束したのに、きちんと実現していない。韓国は、そのことも怒っているのである。

<しかも韓国は3月に大統領選を控えているので、佐渡金山のことを日本の批判材料にして、大々的に反発を示す可能性がある。>

 

 また、『ユネスコは昨年、「世界の記憶」(世界記憶遺産)では関係国の異議申し立てを可能にし、結論が出るまで登録しない制度を導入した。「南京大虐殺の文書」の登録に反発した日本政府が新制度導入を主導した経緯がある。外務省内では、「今回は日本が逆の立場になり、韓国の反発がある中で推薦すれば国際社会の信用を失いかねない」との判断も働いた。(読売新聞22年1月20日)』

 

 2023年のユネスコ世界遺産委員会で登録される見通しは立っていない。しかも、世界遺産委員会が一度不可と判断した推薦候補がその後に登録されたケースはない。

 それゆえ、外務省は、24年以降の登録を目指した方がいいと考えたのである。(・・)

 

 それに岸田首相は、安倍、高市氏らのような中朝韓を敵視する超保守派ではない。むしろ平和外交を目指しているタイプだ。

 安倍政権の間に、中国、韓国との関係がすっかり悪化してしまったのだが。今後の経済を考えれば、また対中国をアタマにおいての日米韓の関係を考えれば、最初から中韓に対して、ある種の敵意を示すのは避けたいところだろう。^^;

 

 しかし、安倍、高市氏らの超保守派は、政府が「佐渡金山」の世界遺産登録の推薦を見送ることを許さなかったのである。(~_~;)

 

 24日の予算委員会では、高市政調会長がトップ・バッターとして登場。まるで野党が激しく政府与党の悪事を追及するかのように、この問題に関して、岸田首相や関係閣僚に迫ったのには驚いた。(**)(後略)

 

(「日本がアブナイ!」 2022年1月29日)

 

出典:https://mewrun7.exblog.jp/29823778/

 

 小池百合子橋下徹には妙に甘いブログ主ですらここまで書く案件に、安倍や高市と同じ側に立って岸田首相を皮肉る泉健太。しかし立民の議員や支持者の多数が代表に選んだのはこの泉なのだ。

 今回取り上げた共産、民民、立民に共通するのは「右傾化」だ。この国はどこまで「右に振り切れる」のだろうか。