4月に入って新型コロナの記事をほとんど公開していなかったが、久々にNHKのデータ*1に基づく新規陽性者数と死亡者数のグラフを示す。今回はいつもの対数グラフに加えて普通の線形グラフも表示する。
下の線形グラフの一番右から、新規陽性者数の7日間移動平均値が減少に転じた様子が読み取れる。数値上でも昨日(4/17)の7日間移動平均値は3月28日以来20日ぶりに減少した。
弊ブログでは以前から、第6波は双耳峰になるか富士山の側火山である宝永山みたいな形になるかのいずれかで、後者の場合最悪なら第6波の方が宝永山になって巨大な第7波が生じる可能性があると書いてきた。
その最悪の可能性は回避され、今回の波(おそらく第7波ではなく第6波のリバウンドとされるであろう)の方が宝永山になる可能性が強まった。私がひそかに思っているのは、気候が冬季から春季に移って気温が上がったための季節的要因が大きいのではないかということだ。
結論は、今回の第6-2波(あるいは第7波)はピークアウトを迎えた可能性があるということだ。
ただし、死亡者数は遅行指標であるため、いったん下げ止まるか下げ幅が少なくなるかして今後しばらくは高止まりした後、本格的な減少に転じると予想される。