kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

阪神とオリックスの優勝パレード、開催まで2週間で寄付がようやく目標額の1割超…専門家「行政側が万博絡め裏目に」(読売)/立民「直諫の会」の重徳和彦「私たちが志す改革は維新から出てきてもおかしくない内容だ」(呆)

 ブログのコメント欄というと、宮武嶺さんのブログのコメント欄をよくチェックしていると一部で噂される私だが、かつてもっともよくコメント欄を見に行っていたブログが『日本がアブナイ!』だった。同ブログのコメント欄で久々に興味深いやり取りがあったので以下に引用する。

 

mewrun7.exblog.jp

 

 Commented by xtc4241 at 2023-11-08 13:58 x

mewさん 11月8日pm1:45頃です

 

大阪万博はできないでしょう。

①地盤がマヨネーズのように軟弱

もし、計画通りの建物ができるとしたら、ズブズブと沈下してしまう。

②交通手段がない

もし建設のためトラックがラッシュアワーのようになったとしたら、一本しかない道路はたちまち大渋滞してしまう。

③水道、電気が未整備

こんなインフラすらできていない。

④ゼネコンが乗ってこない。

こんなできるかどうかわからない工事はリスクが多すぎてやる気なし。

⑤根本的には各国の万博担当が乗らない

予算だなんだいう前に前提条件すらクリアになっていない。こんなデタラメなイベントは前代未聞だ。

これは維新の連中がイケイケどんどんというポジティブ?思考が原因だろう。こんな政党に任せたら、どんなになってしまうか?

僕らも考えなければ自民党以上に奈落の底は早いと思います。

 

 地盤が軟弱というと、わが東京都江東区もその典型なのだが、要するに夢の島で万博やるようなもんだからねえ。夢洲夢の島なんて名前までそっくりだ。ともにゴミの処分場に起源を持つ経緯も同じ。ただ歴史が違い、夢の島は戦時中の1938年、夢洲は高度成長期が終わって間もない1977年をそれぞれ起点とする。

 上記コメントに対するブログ主の返事が興味深い。

 

Commented by mew-run7 at 2023-11-09 06:51

> xtc4241さん

 

コメント、有難うございます。

 

ブログでも触れましたが、この万博&夢州開発は、IRカジノ建設や運営ともセットでとらえられていますから、そのおいしい利権を失わないように、国も自民党も大阪も維新も経済界も、よほどのことがない限り、中止を決めようとしないのではないかと思います。

 

伝え聞く話によれば、アレコレのお土産を持って、ゼネコンにお願いしまくっているとのこと。もしかしたら、オモテ向きの建設費用とは別に、何かが動くかも知れません。

 

大阪府民や大阪市民が吉村府知事、横山大阪市長のリコールをするとか、次の衆院選で維新が大阪で惨敗するとかしない限り、維新も後には引かないように思います。

しかも、万博が大赤字で終わった場合、誰が責任をとるのでしょう?

 

大阪の府民、市民にも、この万博の件を機に、どこまで維新を支持するのか考えて欲しいな~と切に願っています。

関西圏以外の地域は、そろそろ切れ始めているかも知れません。

 

辺野古もそうですけれど、軟弱な地盤の上に無理に建築をした場合、地盤沈下など様々な問題が出るおそれがありますし。もし大地震が来た場合には、液状化の危険もあります。

 

 

 なぜかコメントが途中で切れているが、「もしかしたら、オモテ向きの建設費用とは別に、何かが動くかも知れません」という言葉はなかなか意味深だ。

 その意味でも、早くも現実味を帯びてきた「ポスト岸田」の政局では、維新に極めて近いとされる菅義偉の動向が注目される。

 本音では自民党に取って代わりたいに違いない維新だが、大阪万博問題が自力では乗り切れないと思った場合には、第2次菅義偉内閣の成立に協力して、それを支えようとする側に回る可能性が少なからずあるからだ。

 そうなると、自民党政権交代再びの危機を乗り切れる目処が立つ。win-winで9年間続いた悪夢の安倍菅時代が再来する恐れがある。

 その菅義偉安倍晋三との距離感も、安倍政権時代には近づいたり遠かったりしていた。故安倍晋三は一度は菅を後継者としたが、菅では衆院選に勝てないと見るや総理大臣を岸田文雄に差し替えて2021年の危機を乗り切った。

 2021年の衆院選にはそんな背景があった。当時、政治おじいちゃんお化け氏などは枝野立民の圧勝を予想していたほどだ。

 わずか2年前にそうだったのだから、先に泉健太が発した「5年で政権交代」という発言が現実的どころか、今後5年間も安定的な自民党政権自公政権)が続くとの前提に立つ方がよほど非現実的だと私は思う。

 「安倍菅時代」が9年もの長きに渡ったことが、著名な政治学者をまでも錯覚させてしまう「正常性バイアス」が蔓延してしまっている理由なのだろうか。大いに理解に苦しむところだ。

 維新を批判する側としては、菅義偉の動向に注意しながら、維新に対しては大阪万博に批判を集中する必要があろうかと思われる。

 立民の「直諫の会」の重徳(しげとく)和彦のように維新にすり寄っている場合ではないのである。東京新聞に載った重徳のインタビュー記事のうち、維新に関係する箇所を以下に引用する。

 

www.tokyo-np.co.jp

 

◆国民民主とは「明日にでも一つになれる」

 

 ―会の目標は。

 

 「将来、党代表を輩出する。さらに、政権交代をへて『直諫の会内閣』をつくり、こうした改革を実現する」

 

 ―どの党となら組めるか。

 

「立民と国民民主党には政策的には何の違いもなく、明日にでも一つの党になれる。日本維新の会も大阪では無視できない存在。私たちが志す改革は維新から出てきてもおかしくない内容だ。わが会も結成時は無所属、立民、国民の議員からなる集団だった。特定の党を排除することはない」

 

東京新聞 2023年11月10日 06時00分)

 

URL: https://www.tokyo-np.co.jp/article/289082

 

 ふざけるな、重徳和彦!!!

 昨年の今頃、泉健太馬場伸幸にすり寄りながら発した「『維新八策』に大部分協調できる」との妄言を思い出さずにはいられない。

 この「直諫の会」は旧みんなの党系など、立民党内でも新自由主義色の強い若手・中堅議員を中心とした集団だと私は認識している。社民主義的なサンクチュアリなどとははっきり一線を画しているとみなければならない。十分な警戒が必要だ。

 立民の話はこのくらいにしておく、というよりちょっと脱線してしまった。

 最近の話題で注目されるのは、プロ野球阪神タイガースオリックスバファローズの優勝パレードの運営費を賄うクラウドファンディングの不振だ。読売の記事が詳しいので以下に引用する。

 

www.yomiuri.co.jp

 

阪神オリックスの優勝パレード、開催まで2週間で寄付がようやく目標額の1割超…専門家「行政側が万博絡め裏目

2023/11/10 07:05

 

 大阪、神戸両市で23日に開催されるプロ野球阪神タイガースオリックス・バファローズの優勝パレードで、運営費を賄うクラウドファンディング(CF)が低調だ。目標の5億円に対し、9日時点の寄付は約6400万円で、わずか1割強。日本シリーズは59年ぶりの関西対決で盛り上がったが、パレードの資金調達は、先行きが不透明だ。

 

公費支出なし

 

「生みの苦しみを感じている」

 

 大阪府の吉村洋文知事は9日の記者会見で、CFへの協力を改めて呼びかけ、危機感をにじませた。

 パレードは、大阪府兵庫県、経済界などでつくる実行委員会が主催。運営費は警備費を中心に5億円と想定する。「特定球団の優勝パレードに、公費支出は原則できない」(大阪府担当者)との考えで、全額を個人からの寄付と企業の協賛金で賄う予定だ。

 

 個人からの寄付については、インターネットで資金を募るCFサイト「READYFOR(レディーフォー)」で10月18日に始めたが、申し込みは伸び悩んでいる。

 兵庫県幹部は「阪神が日本一となり、関西全体が盛り上がる中、想定外だ」と嘆く。

 

限定品「周知不足」

 

 低迷の理由として挙げられるのが、2025年大阪・関西万博と関連づけたことだ。

 

 万博は今月30日に開幕500日前となり、前売り入場券の販売が始まる。万博への注目度を高めたい吉村知事は、パレード開催を発表した9月の記者会見で、万博の公式キャラクター「ミャクミャク」とともに登場し、「万博を一緒に盛り上げたい」と強調した。

 

 ところが、SNS上では「両方を絡めるのはやめて」と反発の声が上がり、大阪府には「政治利用は控えるべきだ」など批判的な意見が35件寄せられた。

 

 このため、日本国際博覧会協会が実行委に入ることや、パレードへのミャクミャクの参加は見送られた。しかし、パレードの正式名称には「万博500日前」の言葉が入ったままで、阪神ファン大阪府東大阪市に住む大学4年の男性(22)は「行政の思いが透けて見え、阪神の日本一が利用されているようで残念」と話す。

 

 返礼品の工夫や周知不足を指摘する声もある。

 

 CFの寄付額は、3000円~1000万円の8段階で、金額によって26種類の両球団のグッズが贈られる。3000円ならキーホルダー、10万円ならフォトフレームといった具合だ。一方、高額のものは、1000万円と100万円だが、「お礼のメッセージ」とだけ書かれ、具体的な内容は記されていない。

 

 いずれの返礼品も「CF限定」。とはいえ、そのこと自体も十分に周知されているとは言えない状況で、経済界からは「高額の寄付には特別鑑賞席を設けるなど、工夫が必要ではないか」との声も出ている。返礼品の追加自体は可能だが、大阪府の担当者は「両球団との調整が必要なことから、現時点では考えていない」という。

 

警備費高騰

 

 5億円の運営費は、過去の優勝パレードと比べて高額になっている。今回は大阪、神戸両市の2会場で開催。2回ずつ行われるため、人件費の高騰も相まって警備会社への委託費用が膨らんでいる。

 

 大阪市で2003、05年に行われた阪神の優勝パレードでは、運営費はいずれも約1億5000万円で、個人の寄付や企業からの協賛金などで賄われた。

 

 今回のCFは今月30日まで。赤字になった場合、どう補填するかは決まっておらず、実行委は、企業を回って協賛金への協力の呼びかけを強める方針だ。

 

 ただ、ある関西の財界幹部によると、協賛金も思うように集まっていないという。各企業は万博の前売り入場券700万枚の購入を割り当てられており、この幹部は「パレードの寄付まで付き合いきれない」と明かす。今後、資金調達に紆余曲折も予想される。

 

心理的な距離感

 

 種子田(たねだ)穣・立命館大教授(スポーツビジネス)の話球団とファンが喜びを分かち合うイベントに行政側が万博を絡め、心理的な距離感が生じてしまった。返礼品にサイン入りグッズを用意するなど選手の顔が見えるような仕掛けを考えるとともに、効果的なPRが必要だ。5億円の使い道の丁寧な説明も求められる」

 

(読売新聞オンラインより)

 

URL: https://www.yomiuri.co.jp/sports/npb/20231110-OYT1T50064/

 

 やはり維新は徹底的に叩いて叩いて叩き潰すしかない。