kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

山本太郎、衆院選東京8区から撤退を表明

 タイトルの通りだが、今朝方以降多方面から推測されていた通りではあった。

 

 

 山本太郎の場合、公示直前に選挙区を決めて落下傘候補として舞い降り、そこのけそこのけ道開けろ俺様のお通りだ、みたいな傲慢な姿勢で、初めて国政選挙に立候補した選挙区だからみんな温かく迎え入れてくれるだろうと高をくくっていたのが大間違いだった。2005年に小泉純一郎がやった「刺客」方式が山本のデフォルトになっているらしく、これは論外だとしか言いようがない。このように、山本が悪いことはわかり切っている。それが大前提だ。

 だが、私が一番問題だと思うのは、今回の騒動で立憲民主党内のガバナンスのあまりの緩さが露呈したことだ。とりわけ、小沢一郎の関与によってハレーションが起きたと思われることは、民主党政権時代の2011年に東日本大震災や東電原発事故の対応で大変だった時期に小沢・鳩山一派がこともあろうに「菅(かん)おろし」をやった時の失敗を未だに克服できていないことをはっきり示すものだ。今回の失敗を検証し、要因を分析した上で再発防止策を講じるという、まともな組織であれば当たり前のことを立民ができるかどうか、これが大きな課題になる。まともにこのプロセスをやろうとしないようでは、立民はお先真っ暗だ。のちほど少し分析してみたいと思う。

 某組に対しては期待するところは全くない。遠からず消え去る運命にあろう。

東京8区の「市民有志」が、「知名度がある俺なら勝てるという独善的な考え方をひけらかしながら、『弱者を救う』といっても誰も信用しない」と訴えた

 下記ツイートは、朝日新聞デジタルでは有料だった部分からの引用のようだが、ほかならぬ朝日新聞編集委員の峯村健司氏が発信しているから、ブログに載せても構わないだろう。

 

 

 峯村氏が書かれた朝日新書『潜入中国 - 厳戒現場に迫った特派員の2000日』は、私も一昨年10月に読んだ。興味深い本だった。重版というのは新書本ではかなり珍しいのではないだろうか。

「東京8区騒動」に小沢一郎が深く関与している状況証拠は揃っている/騒動をめぐるツイートより

 未明に公開した記事にいただいたコメントより。

 

 Jiyuuniiwasate

枝野代表「何の報告もない」と不快感…野党候補一本化、小沢氏への調整依頼に
2021/09/26 10:43
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20210925-OYT1T50210/

要するに、小沢が山本と話を付けて、それを平野が了承して、枝野は蚊帳の外だったということ。
いまさら枝野がこれをひっくり返したら、
平野も小沢も仕事を放棄するだろうから、
そんなことになれば、3週間後に控える選挙を戦えるわけがない。
枝野としては、山本の8区立候補を容認せざるを得ないだろう。
そもそもが小沢とつるんでいる平野に選対を任せた枝野の人選ミスだ。

 

 Jiyuuniiwasate

こっちの方が詳しいか。

「壊し屋」小沢氏に、野党一本化の交渉役依頼…立民には警戒する議員も
2021/09/25 06:50
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20210924-OYT1T50270/

ブログ主が指摘しているように、「既成事実を作」って、後からトップの枝野の了解を取る手法。
枝野としては、既成事実をひっくり返すだけの力はないだろう。
せいぜい、吉田を来年の参院選で優遇するくらいのことしかできん。

 

 上記2件のコメントからリンクを張られた読売(配下のプロ野球球団は6連敗中)の記事を以下に示す。前の前の週末(9/24,26)の記事だから、今回の件については何も書かれていない。

 

www.yomiuri.co.jp

 

枝野代表「何の報告もない」と不快感野党候補一本化、小沢氏への調整依頼に

2021/09/26 10:43

 

 立憲民主党の枝野代表は25日、平野博文選挙対策委員長小沢一郎衆院議員に次期衆院選での野党候補一本化に向けた調整を頼んだことについて、「平野氏から何の報告も受けていない」と不快感を示した。

 

 立民と共産の立候補予定者は約70小選挙区で重複する。共産の志位委員長は一本化にあたり、立民に政権合意と党首会談を求めている。枝野氏は「志位氏の意向は承知している。やるべきことがあればやっていきたい」と述べるにとどめた。

 

(読売新聞オンラインより)

 

出典:https://www.yomiuri.co.jp/politics/20210925-OYT1T50210/

 

 率直に言って、こんなことを言っているようでは枝野もどうしようもない。

 

www.yomiuri.co.jp

 

「壊し屋」小沢氏に、野党一本化の交渉役依頼立民には警戒する議員も

2021/09/25 06:50

 

 立憲民主党平野博文選挙対策委員長は24日、同党の小沢一郎衆院議員と党本部で会談し、次期衆院選小選挙区での野党候補一本化に向けた交渉役を依頼した。小沢氏は応じる意向を示した。ただ、立民の枝野代表は野党共闘を強く主張する小沢氏を遠ざけており、小沢氏が実際に力を発揮できるかどうかは未知数だ。

 平野氏は会談後、記者団に「(自民党の)新総裁が生まれて大変厳しい選挙になる。小沢さんに50年の議員活動の知見を貸していただきたい」と語った。小沢氏は記者団に「衆院選は大変厳しいという認識で一致した」と述べた。両氏は来週、再び会談する予定だ。

 今後は、小沢氏の処遇や権限が焦点となりそうだ。平野氏は「ポストは示していない。選対の中でやっていただけないかとお願いした」と述べ、小沢氏も「選対を手伝ってくれとの話があった」と明らかにした。平野氏からは、事前に枝野氏に対し、小沢氏との会談について説明はなかったという。小沢氏が多くの政党の離合集散に関わり、「壊し屋」の異名を持つだけに、立民内には小沢氏を警戒する議員も少なくない。

 平野氏が今回、小沢氏を頼ったのは、野党間の候補者調整が足踏みしているためだ。特に共産党とは約70選挙区で競合する。立民幹部は「一本化すれば勝機がある選挙区は10~20ある。共産に候補者取り下げを要求する交渉ができるのは小沢氏しかいない」と語る。

 候補者調整を巡り、枝野氏は、共産との連携に慎重な最大の支援団体・連合に配慮し、「全ての選挙区で一本化するとは言っていない」との立場だ。一方、共産の志位委員長は、立民との政権合意と党首会談の必要性を重ねて要求している。


(読売新聞オンラインより)

 

出典:https://www.yomiuri.co.jp/politics/20210924-OYT1T50270/

 

 つまり、枝野は平野博文に選対を任せ、平野は小沢一郎に頼った。そして、それを察してかそれ以前からかは知らないが、山本太郎は小沢との関係を修復した。その結果、今回の醜悪きわまりない「ボス交」劇が生まれた。状況証拠は揃いに揃っている。ないのは物証だけだ。

 ここまでくれば、昨日も書いた通り、小沢の責任をスルーして山本太郎だけを責める言説には何の意味もないことがますますはっきりしてきた。私はこたつぬこ(木下ちがや)氏のツイートをずっと注視しているが、相変わらず木下氏は小沢には言及しない。

 

 本件に関するツイートをいくつか紹介する。

 

 

 少し前に木下ちがや氏とTwitterとやり合った渡辺輝人弁護士は、しっかり「立民の特定人物と談合した」と書いている。

 

 

 その東京8区でも山本の集票力は立民の吉田晴美候補予定者より低く、吉田氏なら勝てるかもしれない選挙に山本は負けるだろうというのが池戸万作氏の読みだ。

 

 

 まことん氏も「一兵卒」という言葉を使っている。

 

 

 

 最後のものは昨年8月のツイート。

 

 

 山本太郎は、その言葉とは裏腹にイエスマンしか受け入れることができない人なんだろうな。小沢一郎と同じで典型的な独裁者タイプ。だから池戸万作も遠ざけられているのに違いない。

 「裸の王様」には百害あって一利なし。

「『山本太郎氏に鼻をつまんで投票しない』 東京8区で街頭抗議」(朝日)

 今回の「東京8区騒動」は、世間一般はおろか、私の「はてなブックマーク」の「お気に入り」の方々の間でもほとんど関心を持たれていなくて、「相手が石原伸晃なら素直に山本太郎を応援する」とか、「山本太郎なら勝てるかもしれない」などといった素朴なコメントを発しておられる方が大半だ。私のように、山本太郎に対して以前(2012年頃)からずっとネガティブな意見を持っている反自公系の人間は、むしろ例外的な存在なのだ。だから、はてブの「マイページ」を見ていると、東京新聞が最初に「東京8区の野党共闘候補に山本太郎氏」と報じたこと、いや山本太郎側がリークして報じさせたことで、もののみごとに既成事実作りに成功しそうになっていることを痛感する。土日の間ほぼぶっ通しで「東京8区騒動」のブログ記事ばかり書いていた私など、例外中の例外ともいうべき酔狂な人間なのだ。

 そんな中、大手メディアでは朝日新聞だけが「東京8区騒動」を積極的に取り上げていた*1。他は共同通信にせよ毎日新聞にせよ東京新聞の後追いの記事しか出していない。私はもう朝日の購読を止めて3年になり、購読を止めた後も紙面がどんどん劣化し続けているみたいだなあと思っていたが、久々に朝日を見直す気持ちになった。とにかく、トラブルが生じていることをできるだけ多くの人びとに知ってもらう必要があると私は思う。

 その朝日の記事より。残念ながら朝日新聞デジタルの有料記事の無料部分なので途中までしか読めない。

 

www.asahi.com

 

山本太郎氏に鼻をつまんで投票しない」 東京8区で街頭抗議

南彰 2021年10月10日 20時23分

 

 れいわ新選組山本太郎代表が次期衆院選で東京8区から立候補をすると発表したことをめぐり、選挙区である東京都杉並区内で10日、市民有志が抗議する街頭活動を行った。100人ほどが集まり、「地元の市民を無視した密室談合だ」とれいわ立憲民主党に対する批判が相次いだ。

 自民党石原伸晃・元幹事長が地盤の東京8区には、立憲、共産、れいわの3党の新顔が立候補を予定し、野党共闘を呼びかける「市民連合」の地域組織が一本化に向けた話し合いの場をつくってきた。

 話し合いでは、立憲新顔の吉田晴美氏に一本化する調整が進んでいた。ところが、山本氏が8日、れいわの新顔を比例区に回して自身が立候補すると表明。「調整しないとこんなことできない」と述べ、立憲側との一本化の調整が進んでいることも明らかにした。

 これに対し、「#吉田はるみ…

 

朝日新聞デジタルより)

 

出典:https://www.asahi.com/articles/ASPBB6R87PBBUTFK11F.html

 

 引用文中赤字ボールドの部分が、上記無料部分の中ではもっとも大きなポイントだ。つまり、某組と立民が「草の根」そっちのけのボス交をやったことに対して市民有志の人たちが怒りを爆発させている。このことは、下記東京スポーツの記事にも報じられている。

 

news.yahoo.co.jp

 

 以下引用する。

 

山本太郎氏〝東京8区の野党統一候補〟に他党候補の支援者反発「地道な市民の運動をナメてる」

10/11(月) 5:15配信

 

 れいわ新選組山本太郎代表が、次期衆院選(19日公示、31日投開票)で東京8区から立候補を表明したことで混乱が続いている。山本氏が野党統一候補になることに対して、ほかの野党候補の支援者が抗議の声を上げているのだ。

 

「これは立憲民主党によるパワハラだ」「今回のことはあまりにも乱暴で許しがたい」――。東京8区で出馬を予定していた立憲民主党吉田晴美候補の支援者たちは10日、JR阿佐ヶ谷駅前に集まり、抗議の声を上げた。怒りの矛先は山本氏だけではない。山本氏を野党統一候補にすることを、れいわ側と事前に調整していた立憲民主党にも向いていた。

 

 ある支援者は「立民も山本氏もみんな評判を落としましたよ。地道に一本化に向けて地元の人たちがやってきたのに、そうした人たちが一番反発するやり方で決めようとしている。市民の運動をナメてるんじゃないのか」と憤った。

 

 吉田氏は2017年の衆院選でも東京8区から出馬。4年以上も同区で活動を続けており、それだけに支援者たちは余計に納得がいかない。「山本氏が統一候補になっても応援しません。投票もしません」(前出の支援者)という声も出てきている。

 

 支援者の間では立民幹部がれいわと〝取り引き〟したとのウワサが立っており、立民への不信感が広がっている。支援者は「東京8区だけの問題じゃない。しっかり対応しないと全国に波及していきますよ」と、野党共闘全体に響くと指摘した。

 

東京スポーツより)

 

出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/4bcede525851a4cf681c356421120074d8f079fd

 

 最初に書いた通り、本件はまだある程度政治に関心が高い人の間でさえほとんど知られていない。まずはこういう重大な問題が存在することをどれだけ周知できるかが課題だろう。最初に引用した朝日新聞デジタルの記事に、私は下記の「はてなブックマーク」コメントをつけた。私は最近ほとんどはてブコメントを書かなくなっていたが、今回は一念発起した。

 

「山本太郎氏に鼻をつまんで投票しない」 東京8区で街頭抗議:朝日新聞デジタル

<a href="/ilktm/">id:ilktm</a>>街頭で抗議しているのは、そもそも本件でトラブルが生じた事実が一般にほとんど知られていないからでしょう。朝日新聞以外のメディアは山本太郎が東京8区の野党共闘統一候補になったと報じているだけです。

2021/10/11 00:58

b.hatena.ne.jp

 

 上記は、下記ブコメに対するコメントだ。

 

「山本太郎氏に鼻をつまんで投票しない」 東京8区で街頭抗議:朝日新聞デジタル

この人たちはなぜ街頭で抗議してるの?立憲民主党か、山本太郎に直接抗議すればいいのに。野党内の話を市民に向けて抗議する意味がよく分からない。

2021/10/11 00:28

b.hatena.ne.jp

 

 朝日の記事についた他のブコメを抜粋する。

 

「山本太郎氏に鼻をつまんで投票しない」 東京8区で街頭抗議:朝日新聞デジタル

よかったな山本太郎、これでまた石原の坊ちゃんに負けても「立憲カルトにじゃまされた」って言い訳が立つじゃん? ※&quot;立憲カルト&quot;の呼び名は本人が使っています

2021/10/11 01:52

b.hatena.ne.jp

 

「山本太郎氏に鼻をつまんで投票しない」 東京8区で街頭抗議:朝日新聞デジタル

山本太郎さんは、毎度サプライズ演出による広報効果を重視して現場を軽視している。ボトムアップ市民運動と相性が悪いエリート独裁志向。身近な人とはよく議論しているから、独裁ではないとの自己認識なのだろう。

2021/10/11 01:04

b.hatena.ne.jp

 

 とにかく今は、問題を世に知らしめることが一番大事だ。その意味で、東京スポーツに取り上げられたことは良い兆候だといえる。しかしもう時間はほとんど残されていない。衆院解散は14日、公示は19日、投開票日は31日なのだ。

 ここ数日で勝負が決まる。

 なお、山本太郎にもまだチャンスは残されている。それを指摘しているのが下記ツイートだ。

 

 

*1:東京新聞山本太郎(や小沢一郎)の事実上の機関紙なので、同紙の記事は謀略的な意味しか持たない。

立民参院議員・有田芳生が東京24区をめぐる「立民帝国主義」(or「山本太郎帝国主義」)的妄論を吐いた(怒)

 もしかしたら東京15区の住民以上に東京24区の住民は立民系による「立民帝国主義」または山本太郎シンパによる「山本帝国主義」の妄論に辟易しているかもしれない。

 

 

 

 まったくだ。

 そもそも有田芳生(ヨシフ)は、2006年に当時内閣官房長官だった安倍晋三統一協会系の集会に祝電を送った時に、なぜか火消しの役割にしかならない不思議なコメントをサンデー毎日週刊朝日の記者に喋っていた人間だ。私は当時から有田に対して不快感を持っていた。

 そして今回は、「山本太郎は東京24区から出れば良い」という妄言か。まったくどいつもこいつも。こういうコメントに対しては「立民帝国主義」あるいは「山本帝国主義」に他ならないという嫌味を言いたくなる。

 有田芳生にせよ山本太郎にせよ、2005年の郵政総選挙で小泉純一郎がやった「刺客戦法」に対する批判を一切持ち合わせていないのだろうか。あれは、日本の政治を「血に飢えた観客に対する見世物」にする以外の何物でもなかった。「他人の犠牲において楽しむ娯楽」すなわち「ローマン・ホリデー」の享楽を有権者に覚えさせた小泉純一郎の罪は万死に値すると私は確信しているが、その小泉の蛮行を無批判に継承しているのが山本太郎であり、有田芳生だ。

 猛烈に腹が立つ。

東京8区で起きている「#吉田はるみだと思ってた」運動は、永田町的な「ボス交」密室政治への異議表明(by まことん氏)

 結局これなんだろうな。またまたまことん氏(社民党員さん)のツイートより。

 

 

 2017年の「希望の党」政局の再現を思わせる。

 4年前に「ボス交」をやったのは小池百合子前原誠司小沢一郎だった。

 今回は、表に出てきているのは山本太郎枝野幸男だが、山本は「ボス交」そのものが成立しないうちに、「江川事件」式に強引な既成事実作りをやろうとした。陰にいたのは前回と同じく小沢一郎で、山本は小沢あるいはそのパシリとして動いたであろう平野博文あたりから野党統一候補の確約をもらったつもりでいたのだろう。つまり、「ボス交」をやった最大の戦犯2人は山本太郎小沢一郎だが、枝野幸男も党代表である以上ボス交の責任は免れ得ないといったところだ。

 4年前の「#枝野立て」の時も、実は枝野の腰は結構重かったという印象を私は持っている。結局、支持者たちの熱意が枝野を動かした形だった。確か10月1日に枝野は決めきれず、翌2日に(旧)立民を結党する決意を固めた経緯だったと記憶する。枝野が本当に決断力のある政治家であれば、10月1日の時点で決断できたものを、と思ったことを今なお鮮明に覚えている。そんな枝野の優柔不断さが、今回の「ボス交」容認へと進みかねない流れを作ってしまったのではないか。

 もちろん枝野以上にダメージが大きかったのは山本太郎であり、本来山本にはこの手の「ボス交」に異を唱える側というイメージがあったはずだが、今回は完全に「ボス交をゴリ押しする」側に回ってしまった。「小沢依存症」から脱却できなかったことが山本最大の敗因*1だった。今回山本の信用は、昨年の都知事選の時以上に大きく失墜したと思われる。このダメージの大きさは計り知れない。

 「永田町的な『ボス交』密室政治への異議表明」とは言い得て妙だが、異議を唱えられる側に立ってしまった元ヒーローの山本太郎には、区切りの良いタイミングで政界を退く選択肢しかもはや残されていないのではなかろうか。

 また、枝野幸男に対しても、私は以前から過渡的な政治家とみなしていたが、その限界を露呈した形となった。もちろん、たとえば小川淳也のような政治家に枝野の後継など務まるはずはなく、適任と思われる後継者の名前が今すぐには思い浮かばないが、立民もポスト枝野を真剣に検討すべき時期にさしかかったのではないか。

*1:衆院選の公示さえ行われていない段階で「敗因」と書くことに奇異の念を持たれる方もおられるかもしれないが、某組の敗北はもはや決したも同然だと私は考えている。

山本太郎、極右政治家・安井美沙子(元民進党長島G)の決起集会で、「東京8区では野党間で調整してた筈の自分に地元有権者からの声で雲ゆきが怪しくなった。有権者には力がある。東京8区方式で皆さんが共闘実現の為の声を高めて欲しい」と自虐的な挨拶をした模様

 まことん氏のツイートより。

 

 

 ほう。今日は山本太郎は愛知10区か。愛知と岐阜の県境の選挙区だな。

 山本が「東京8区方式で皆さんが共闘実現の為の声を高めて欲しい」と言ったとかいうのは自虐ネタかよ、と思ったらその通りらしい。

 

 

 うーん。安井美沙子っていうのは民進党時代「国軸の会」という長島昭久一派に名を連ねていた極右政治家だろ。某組に移ったあとは猫を被っていると聞くが、信用ならない。そのうち東京15区の柿沢未途みたいに正体を現すんじゃないか?

 そんな候補を「野党共闘」の統一候補にしろって言われて、この選挙区に立候補予定者がいる立民がのむのかねえ。まあ枝野も右寄りといえば右寄りの人だけど。あと共産がこんな「本当は極右」の政治家を容認するかどうかも注視したい。さっき延々とツイートを見ていた池戸万作は安井推しみたいだったけど、池戸自身が右翼だから一応整合性はとれている。だが私にとってはとてもでないが容認できない候補予定者だ。

 まあ元号政党にふさわしい候補予定者であるのは確かかもしれない。