kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

渡辺照子氏と「ぷろもはん」氏のツイートのやり取り

 渡辺照子氏の件の続き。

 下記のやり取りが興味深い。

 

 

 

 

 そんな当たり前のことをツイートしただけで「バズった」のか。

 確かに「えだのん」を連呼する信者たちって少なからずいたもんなあ。あれには大いにイライラさせられた。オザシンとどこが違うのかと思ったものだ。

 「個人崇拝にしたら楽」というのはその通り。楽をしたい人間が「信者」になる。

 

 

 

「個人崇拝」や自己承認欲求の手段を政治・社会運動に求めるのは民主主義に反すると思います。思想が欠落している (by 渡辺照子練馬区議)

 某元零細新選組公認衆院選候補で、現在は立民に属する東京都練馬区議会議員である渡辺照子氏が下記ツイートを発信した。

 

 

 そうだよなあ。

 やっぱりまともな人はカリスマ独裁の「組」から離れていくものだなんだなと改めて思う。

 立民も問題だらけだが、いかに党首が過激な新自由主義政党にすり寄ろうとも、カリスマ独裁者による新自由主義的党内統治がない分だけまだマシだろう。

少なからぬ共産党の地方議員(だけではないが)が、規約手続きを使ったり、SNSを通じたりして、意見・声をあげて、このツイートが出たという、あまり見ないケース。(小池晃のツイートに対する紙屋高雪氏のブコメ)

 また小池晃の件に戻る。

 下記は小池自身が11月13日に発したツイート。

 

 

 上記ツイートに3桁の件数の「はてなブックマーク」がついている。

 

 以下「人気コメント」を2件拾う。1件目は人気ナンバーワンのブコメ

 

小池 晃(日本共産党) on Twitter: "5日の日本共産党地方議員・候補者会議の報告で、私が議員名を間違えたにも関わらず、司会の田村智子副委員長に、間違ってないと叱責し、威圧的な言動をとったことを深く反省しています。田村さんには会議後に謝罪しました。ハラスメント根絶をめざす党の一員として、今後たえず自己改革に努めます。"

ハッキリと動画の証拠が出て逃げられないから当然だし、あんなのでカチンときたのなら、普段からも同じことしてるだろうね

2022/11/13 19:09

b.hatena.ne.jp

 

 これには「そうだよなあ」と思うしかない。しかし私が新たなエントリを上げようと思ったのは、下記ブコメを見たことによる。

 

小池 晃(日本共産党) on Twitter: "5日の日本共産党地方議員・候補者会議の報告で、私が議員名を間違えたにも関わらず、司会の田村智子副委員長に、間違ってないと叱責し、威圧的な言動をとったことを深く反省しています。田村さんには会議後に謝罪しました。ハラスメント根絶をめざす党の一員として、今後たえず自己改革に努めます。"

少なからぬ共産党の地方議員(だけではないが)が、規約手続きを使ったり、SNSを通じたりして、意見・声をあげて、このツイートが出たという、あまり見ないケース。

2022/11/13 20:26

b.hatena.ne.jp

 

 呟きの主は共産党員の紙屋高雪氏。はてな界隈でも超有名人に属する。かの権威主義者にして無能きわまりない共産趣味者で、「反動の塊」としか論評しようがない軽蔑すべき某暴犬もはてブコメントで崇め奉っている人だ。

 その人がこのブコメを発した。

 この件では、パワハラを蒙った側の田村智子氏が感覚の鈍さを露呈するコメントを発するなどしてブレーキを掛けたりと感心しない動きもあるけれども、上記紙屋氏のブコメに表れている通り、共産党は今後不可逆な変化を遂げるだろう。

 いかに万犬(番犬)虚に吠えようとも。

総務相・寺田稔の更迭も不可避。岸田内閣はもはや「風前の灯」

 これは岸田内閣、もう保たないな。

 サンデーモーニングの最初のトピックがこれだったから、TBSのニュースを下記にリンクする。

 

newsdig.tbs.co.jp

 

寺田総務大臣の辞任論 与党内から浮上 きょう帰国 岸田総理の判断に注目

 

政治資金をめぐる問題が相次いで発覚した寺田総務大臣の辞任論が与党内から浮上しています。きょう、外遊から帰国する岸田総理の判断が注目されます。

寺田総務大臣をめぐっては、政治資金をめぐる問題や選挙運動員の買収疑惑などが相次いで報じられ、野党側が連日、厳しく追及しています。

国会では、週明けから補正予算案の審議が始まりますが、自民党の幹部は「寺田大臣では補正予算案の審議がもたない」との認識を示し、「どうやったら辞めさせられるか」と周囲に漏らしています。

公明党からも「寺田大臣は岸田派なので総理は更迭しようと思えばできる」との声があがるなど辞任圧力は高まっていて、きょう、外遊から帰国する岸田総理の判断が注目されます。

 

(TBS NEWS DIG 2022年11月19日(土) 04:11)

 

出典:https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/208214

 

 上記TBSニュースのタイムスタンプは昨日(土曜日)の早朝だが、時事通信は金曜日に報じていた。だから時事の報道があった日に木下ちがや(こたつぬこ)氏が下記のツイートを発していた。

 

 

 

 そりゃそうだ。

 事の起こりは「文春砲」だった。下記は16日水曜日にこたつぬこ氏が発したツイート。

 

 

 岸田にはできなかった。

 

 サンデーモーニング尚中が第1次安倍内閣の末期に時の農水相松岡利勝が自殺した時に似ているとか、安倍晋三国葬みたいな件に限って即決するとか、第2〜4次安倍内閣では官房長官菅義偉)の「剛腕」で批判を無視して押し切っていたなどといろいろ言っていたが、それらもネット等で日々見慣れた批判でしかなかった。

 今回の一件で特に象徴的だと思うのは、寺田稔もまた宏池会に属していて、岸田文雄の側近といわれているらしいことだ。葉梨康弘に続いてまたしても宏池会の堕落を体現した人間だ。

 いや、宏池会の堕落というなら、一の子分だった溝手顕正の首を安倍と菅(義偉)に獲られてもなお安倍の靴を舐め続け、安倍の横死後も「国葬儀」で送り出した岸田文雄その人こそ、堕落の最たる例だろう。

 昨日、過激なネオリベ河野太郎や極右の高市早苗にとって代わられるくらいなら岸田に続けてもらった方がまだマシだと書いたが、どうやらもう保ちそうにもない。岸田内閣はもはや風前の灯だ。

 せめて、前記の2人及び後菅こと菅義偉の返り咲きだけは阻止してもらいたい。この3人のいずれかが後継総理になるなら、日本はさらに悪くなる。

現状の社会経済システムを所与のものとする(解決すべき問題の前提とする)ことはもはや不可能。ほっといてもそれは自壊する

 昨日最後に公開した記事へのコメントを紹介する。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

 suterakuso

社会福祉や弱者救済といった活動に取り組む人って護憲やリベラルを信条とする人と被ることが多いと思いますが、そういう人たちの一部に、経済に極端に疎い人というか、そもそも経済という言葉から連想されるものを極端に毛嫌いする人がやはりいる(あるいはいた)と思います。「江戸時代は産業がなくても助け合いのあるよい社会だった」派が、その端的な例ですが。そして、そういう人たちは社民党の支持者であることが多い印象があります。個々の人の支持政党を知ることはほとんどできないので、あくまで印象で、偏見と言われても反論もできませんが。まことん氏の話はそういうことを踏まえた話なのかなと少し思いました。つまり、ぶっちゃけ社民党は経済的主張に期待して支持できる政党ではないと。案外、まことん氏は、経済政策については、現状の社会経済システムを所与のものとして、その中で人びとは自助を基本に生活を安定させるべきだという保守の立場が強いと思われますしね。このツイートからさらに続きそうな話を勝手に想像すると、別に立民でもいい訳だけど、本当は再分配だけなら共産一択というようなことも言いそうに思います。そして、それは確かにそうだとも、私も思います。てか、私の思いを勝手に投影しているだけかもしれませんが。ということを言うと、でも、今も重症のパワハラ体質を露呈しているような共産党も支持できる訳がない、社民党こそが期待を集めて支持を集めるべきだった人たちが、行き場もなく、虚しく漂ってしまっている、という、kojitakenさんと同じ結論に辿り着くことになりますかね。

ただ、私は現在の社会経済システムを所与のものとすることはもはやできないでしょ、という立場ですので、その点からまことん氏とは主張も大きく異なってくるのかなと思います。残念な主張を「上から目線」で語る人ばかりだから「サハ」がダメなのではなくて、論理や実証を踏まえて「ふつう」の人を納得させるような「サハ」的な主張を表立ってする人が、そういう人が目立つほどにまで少ないことこそが問題なのだと思います。一足飛びの支持を求めて「ふつう」の人の機嫌を伺うのではなく、まずは一人ひとりがそれぞれの価値観に基づいて論理的実証的に考えたことを声にすることで、政治的な議論の環境を改善していくことこそ求められていると思います。

 

 suterakuso

少し補足というか、自分でもこれは伝わりにくい言い方しているなぁと思うというか、自分自身消化しきれていないだろとも思うのですが、現在の社会経済システムを所与のものとするというのは、流れも含めてですね。もちろん、それは絶えず変化しているものですので。でも、その流れへのエスタブリッシュメント以外の働きかけを求めるという感じの話ですかね。

 

 いえいえ、とてもよくわかりますよ。なにしろ、

今も重症のパワハラ体質を露呈しているような共産党も支持できる訳がない、社民党こそが期待を集めて支持を集めるべきだった人たちが、行き場もなく、虚しく漂ってしまっている、という、kojitakenさんと同じ結論に辿り着く

とのことですし。

 5年前の政局を思い返すと、民進党に経済政策面での「右バネ」(「ネオリベバネ」と言った方が良いかもしれない)が極限にまで強まって前原誠司(と前原の糸を引いていた小沢一郎)と小池百合子が「希望の党」騒動を引き起こした時、その「行き場もなく、虚しく漂ってしまっている」人たちの期待を一身に集めたのが(旧)立憲民主党でした。2017年の衆院選での立民躍進は、かなりの部分そういう人たちに支えられたものです。その人たちが、昨年枝野幸男にとって代わって代表になった泉健太が「対案型野党」を打ち出すと同時に露骨に維新にすり寄ったために、再び「行き場もなく、空しく漂ってしまっている」のが現在でしょう。つまり現在漂流している人たちは5年前にも漂流していて、やっと自分たちが支持して投票できる政党ができたぞと立民に飛びついたわけです。

 私は当時から立民と少し距離を置いていましたが、それは立民の結党を即決できずに1日だけとはいえ遅らせた枝野幸男の逡巡というか優柔不断さに嫌な予感がしたからでした。案の定というべきか、枝野は2017年中に新自由主義系の蓮舫と右翼系の山尾(現菅野)志桜里を入党させ、これはろくなことにならないだろうなと思っていたらやっぱりそうなってしまったな、というのが今の感想です。2020年に民民の過半数を引き入れたことで、立民が何をやりたいのかわからない政党にしたと同時に、泉健太による事実上の無血クーデタを枝野自ら招いてしまったわけですしね。

 「所与のものとする」という表現は、私自身昨日公開した別の記事で軍事費増額政策に絡めて使いましたが、解決すべき問題の前提とするという意味ですよね。その記事では、安倍晋三の言い分を丸呑みした岸田文雄の無謀な軍事費増額政策を前提にして財源を論じるなよ、それも反政権側が、という意味で使いましたが、suterakusoさんの場合は、現在の社会経済システムはもはや前提にできない、という意味で、昔の言葉でいえば、まことん氏はそんな保守の立場をとるけれども自分は革新の立場をとるということでしょう。

 私も「現在の社会経済システムを所与のものとすることはもはやできない」というご意見には全面的に賛成します。現在の社会経済システムはそもそも前提にしようとも前提にできなくなる持続不可能なものであって、何も「革新」しなくとも勝手に壊れるものであることは、実はある理由から日々体感していることだったりします。その上で現在の政治に求められるのは、いかにダメージを少なくして新たなシステムに移行させるかではないかと思います。「新たなシステム」の具体的なあり方を全然言っていないので、それこそ何が言いたいのかわからないと批判されるかもしれませんが。

 ほっといたら保たない現在のシステムに固執することこそもっとも有害であって、その意味で、現在の社会・経済の状況においてもっとも有害な政党は自民党であると思います。維新のような過激な新自由主義政党は、社会経済システムの破壊をさらに加速させるという意味で、結果的に変革に寄与する可能性がありますが、維新の思想はその過程で多くの犠牲者を生み出す性質のものなので、断固として拒絶しなければなりません。なにしろ維新は万人の万人に対する闘争の社会を理想としているわけですからね。

 まあでも社民党はもったいないですよ。潜在的ニーズはとてもあるのに。

再配分政策を求めるなら別に立憲でも良いが、護憲を求めるなら社民党って本当か? 「名は体を表す」のだから、立憲民主党は立憲主義を掲げる伝統的な保守思想の党で、社民党こそ社民主義を追求する政党のはずではないのか?

 まことん氏のツイートより。

 

 

 立民、つまり立憲民主党が再分配重視の党だとは私には思えないんだよね。泉健太が代表になって維新にすり寄っている現在は特にそうだけれど、旧立民の創設当時から決して再分配重視を掲げた政党ではなかった。そもそも党名からして立民は立憲主義を打ち出した政党で、旧立民の成立は2017年だが、立憲主義が注目されたのは2015年の安保法がらみだ。当時樋口陽一が脚光を浴びたよね。私も樋口氏の新書本を読んで立憲主義を少しかじった。安保法(案)は立憲主義に反しているというのが当時のスローガンだった。つまり党名からして立民は伝統的な保守の政治思想を表した党名を掲げているわけだ。それと再分配政策は全然関係ないし、2017年の衆院選で躍進した旧立民にはみんなの党からの流れもあった。それに大阪では普段維新に投票していた層からも票を奪っていた。「名は体を表す」だよ。

 本来、党名からいっても再分配政策を高く掲げるべき政党は社民党だった、しかし、2010年代の社民党は決してそういう政党ではなく、それどころか小沢一郎衛星政党に堕していた。象徴的だったのは2010年6月に鳩山由紀夫の辞意表明を受けて行われた民主党代表選で、小沢一郎は「社民党にも理解できる候補を」と口にしたから一体どんな候補を担ぐつもりなのかと思ったら、なんとゴリゴリの新自由主義者である樽床伸二を担ぎ出してきやがった。樽床は菅直人との代表選で「頑張った者が報われる社会を」というネオリベ人士の決まり文句を恥ずかしげもなく発し、その樽床を小沢一派は大々的に応援した。一方の菅直人菅直人で、前原誠司野田佳彦といった新自由主義者たちに担がれた。あれほどdisappointing(残念)な野党第一党の代表選はちょっと他に記憶がない。小沢も菅もどっちもダメだと強く思った。あの代表選で、福島瑞穂社民党は完全に小沢に馬鹿にされていたが、社民党の議員たちは自分たちが小沢に虚仮にされている自覚さえないと思わせた。どうしようもない不甲斐なさだった。

 あの時には小沢や菅にも失望したけれども、福島瑞穂以下の社民党議員たちにも深く失望した。

 護憲や平和ももちろん大事だけれど、社民党は経済政策を決しておろそかにしてはならなかった。2010年代の怠慢のツケが現在に回ってきている。

共産・田村智子氏「客観的にみればパワハラだった」 小池氏の叱責(毎日)

 小池晃パワハラの件で、毎日新聞と「読売」とでは印象がかなり違う。今回は毎日の記事を以下に引用する。

 

mainichi.jp

 

 以下引用する。

 

共産・田村智子氏「客観的にみればパワハラだった」 小池氏の叱責

毎日新聞 2022/11/18 16:22(最終更新 11/18 16:22

 

 共産党小池晃書記局長がパワーハラスメントで警告処分を受けた問題で、被害を受けた同党の田村智子政策委員長は18日、記者会見で「叱責をされたとかパワハラを受けたという認識は全く持っていなかった」と述べた。一方で田村氏は「客観的にみればパワハラだったと思う」とも語り、早期に対応すべきだったとの認識を示した。

 

 問題のやりとりがあったのは5日の党の会議で、小池氏が地方議員の氏名を誤って読み上げたことから田村氏がその場で訂正。その後小池氏が詰め寄り「訂正する必要ない」などと強い口調で抗議し、田村氏が「ごめんなさい」と返答していた。これに対し、党内外からパワハラを指摘する声が相次ぎ、党は14日になってパワハラと認定して小池氏を警告処分としていた。

 

 田村氏は会見で、「口癖ですぐ『ごめんなさい』が出る。間違っていたのか確証がなかったので、あの場では『ごめんなさい』と言った」と説明。小池氏の処分自体については、「問題の対処の仕方としては、必要な手立てを取った」と述べた。【古川宗】

 

出典:https://mainichi.jp/articles/20221118/k00/00m/010/244000c

 

 まあ「パワハラだった」と認めただけプロ野球山本昌よりはマシか。しかしベストからはほど遠いコメントではある。

 記事についたはてなブックマークより。

 

共産・田村智子氏「客観的にみればパワハラだった」 小池氏の叱責 | 毎日新聞

認識を全く持たなかったというコメントからすると共産党ではあのパワハラのような発言は普通なのか、昭和な世界だ

2022/11/18 19:50

b.hatena.ne.jp

 

 弊ブログのNGワードである現元号ではないとはいえあまり元号は使ってもらいたくないが、それを除けば同感だ。1980年代まではありふれていたかもしれないが、すっかり時代に取り残された政党だとしか言いようがあるまい。