まことん氏のリツイート経由で下記ツイートを知る。
1991年まで日本社会党は組織原則として民主集中制。党内派閥(分派)は容認され、議論も全く自由。その上で党内抗争はあったが、それも党内民主主義なんじゃないかな。
— 北村巌 (@iwao_kitamura) 2023年6月18日
自分の経験からは、民主集中制やめて議員政党になってしまって下部の声が無視されるようになったと思う。#民主集中制
このことは私も少し前に社会党の規約を調べて初めて認識し、弊ブログにこれに関する記事も公開した。
1991年までの社会党は確かに、民主集中制はとっていたが分派は容認されていた。
上記ツイートでは「自分の経験からは、民主集中制やめて議員政党になってしまって下部の声が無視されるようになった」という部分に注目した。
私は前述の記事に、問題は民主集中制そのものではなく分派禁止の条項だとの結論を書いたのだが、まさにそれを裏打ちするようなツイートだと思ったのだ。
民主集中制一般が悪いんではなくて、日本共産党の組織の具体的なあり方に改善の余地があるんでしょう。
— 北村巌 (@iwao_kitamura) 2023年6月18日
当然そういうことになる。「敵の本丸は『分派禁止条項』だ」というのが私の認識だ。
下記は上記2件目のツイートへの共産党員と思われる方の反応。
当然今の規約が永遠に絶対普遍ではないのは確かです。古い規約を背負っている党歴40年とか50年方々がいる。そこには上級下級というゴミみたいな思考が残っている。まぁ私の支部の事ですが。。他の支部は分かりませんが。。
— daizu (@daizumame53) 2023年6月18日
現にこういう告発がある。共産党の「土台」が大きく揺らいでいるわけだ。マルクスのいう「土台が上部構造を規定する」の「土台」とは経済の構造を指すのだろうが、私は前々からこの言葉は政党などの結社にも当てはまるのではないかとの仮説を立てている。
下記は北村巌氏の最初のツイートへの反応。
あの議論百出・派閥争いが日常の日本社会党が91年迄組織原則として民主集中制を取ってたのかっw
— とはずがたり (@tohazugatali1) 2023年6月18日
あんなにも緩い民主集中制もありえるんですねぇ。。
やめてしまった弊害もあったんですねぇ>民主集中制やめて議員政党になってしまって下部の声が無視されるようになった
そうなんですよ。「民主集中制」自体が間違っているわけではないと私も思います。