kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

民主集中制

共産党の民主集中制に関する醍醐聰氏のX「党員が党の決定に反する意見を(党外で)発表することを禁じるのは、党外から寄せられた党の方針に対する疑問について党員が自分の真意を語ることを禁じるに等しい。これも党員の思想表明の自由を侵害し、思想の交流を抑圧する前近代的掟である。」(2024/2/28)

今日は共産党の話を少しする。 まず、少し前にいただいたコメントを紹介する。 kojitaken.hatenablog.com 774 人は誰しも経験に引き摺られるものです。特にそれが自らの尊厳を損なうような苛烈な経験であればあるほど…。私は管理人様のいう「パワハラに遭っ…

共産党の分派禁止条項を伴う民主集中制の規定は非合法の革命政党だった頃には必要不可欠だったが、平時においては執行部の放恣な権力行使を正当化する根拠になっている

先週日曜日(1/28)に公開した下記記事のコメント欄より。 kojitaken.hatenablog.com 記事からまことん氏の下記Xを含む3件のXのポストをリンクした。それに対して弊ブログはそのポストを肯定的に(=日本共産党に対して批判的に)論評した。 社会では「イン…

「年末に大勢の前でぼくが受けた仕打ちそっくり。 吐きそう。スターリナ…。」(紙屋高雪氏のX)

紙屋高雪氏のXより。 年末に大勢の前でぼくが受けた仕打ちそっくり。吐きそう。スターリナ…。 — 紙屋高雪 (@kamiyakousetsu) 2024年1月20日 いうまでもなく語尾が日本語の「あ」段で終わるロシア姓は女性の姓なので、「スターリナ」とは「女性のスターリン」…

"1991年まで日本社会党は組織原則として民主集中制。党内派閥(分派)は容認され、議論も全く自由。その上で党内抗争はあったが、それも党内民主主義なんじゃないかな。自分の経験からは、民主集中制やめて議員政党になってしまって下部の声が無視されるようになったと思う。"(北村巌氏)

まことん氏のリツイート経由で下記ツイートを知る。 1991年まで日本社会党は組織原則として民主集中制。党内派閥(分派)は容認され、議論も全く自由。その上で党内抗争はあったが、それも党内民主主義なんじゃないかな。自分の経験からは、民主集中制やめて…

社会は〝団結=行動の統一〟を生み出すことができないのか、土井洋彦書記局次長の「一部の疑問に答えて」について、共産党党首公選問題を考える(その3)(『広原盛明のつれづれ日記』)

タイトルと関係ない前振りから始めるが、×××新選組はもはや組長の山本太郎自身が末期的な症状を示しているようだ。 自身の組織運営のまずさを認めたくがないために、ボランティアとしてトロイの木馬だ、スパイだが入ってくるんだそいつらのせいで俺は悪くな…

共産党の「党首公選」と民主集中制/『村野瀬玲奈の秘書課広報室』、『Everyone says I love you !』及び弊ブログにnanijiro-iさんが寄稿したコメントより

ブログを運営する側からいえば、「民主集中制」は非常に不人気な議題だ。リベラル・左派系で老舗にしてもっとも人気の高いブログの一つである村野瀬玲奈氏のブログ記事の「ブログ内検索」で調べたところ、2月9日付の下記記事で実に16年ぶりに「民主集中制」…

共産党の松竹伸幸氏除名問題の核心部は「分派禁止」条項の是非ではないか

リベラル・左派のブログ界隈では松竹伸幸氏の共産党除名問題について、氏の安全保障政策に焦点を当てる発信が多いように思うが、私は問題の核心はそこではなく、情報化時代に対応した共産党の党内統治機構の改革を松竹氏は求めているのではないかと思う。 と…

共産党が朝日新聞による「民主集中制批判」に対抗するために担ぎ出した小林節氏の反批判を醍醐聰氏がさらに批判した

共産党が自党の主張を補強するイデオローグとして、なんとあの保守系憲法学者である小林節を担ぎ出した。醍醐聰氏のツイートにて知った。醍醐氏は財政学者で、長年の共産党支持系文化人として知られてきたが*1、2021年衆院選のあとくらいから共産党批判を強…

「分派の禁止」は本当に「民主集中制」の必然の要請なのか

民主集中制の件だが、少し前に読んでこのブログの記事でも紹介した加藤哲郎の解説がなかなか示唆的だったので考え続けている。 加藤の解説によると、非合法組織であったが故にもともと集権的な特徴を持っていたロシアの革命組織にレーニンが西欧風「民主主義…

松竹伸幸氏が2017年に書いたブログ記事 "「民主集中制」を研究しなくちゃ" に感心した

民主集中制に関して、渦中の人・松竹伸幸氏が2017年に公開した下記ブログ記事に注目した。 www.kamogawa.co.jp 松竹氏と共産党を除籍(今回松竹氏が受けた除名処分よりは少し軽い処分らしい)された友人との対話をもとに記事が書かれている。以下、途中から…

日本社会党が「民主集中制」の文言を規約から外したのは1991年だった

まことん氏のツイートより。 日本社会党も嘗ては民主集中制でしたが、規約を見直して同制度を廃止し、今の社民党に至っています。ご承知の通り、社会党ー社民は衰退の道を歩んでいますが、その要因を民主集中制の廃止に求める党員や外部の論者を目にしたこと…

弊ブログの民主集中制批判に小田原人さんから反批判のコメントをいただいた

下記記事に小田原民さんからコメントをいただいた。民主集中制の正当性を主張する内容だ。 kojitaken.hatenablog.com 小田原人 民主集中制について一言 凡そどんな団体・組織でも、意思決定を行なった当初からその決定が誤りだとするものはありません。機関…

民主集中制をめぐる「某暴犬」のコメントに腹を抱えて爆笑してしまった

北関東在住または出身と推測される「某暴犬」のコメントを、弊ブログでは一切承認しないし、それどころか目を通さないことも多いのだが、たまたま目にしたコメントに爆笑してしまったので、コメントは承認しないがコピペして晒しものにする。 コメントは、同…

志位和夫が敬愛するショスタコーヴィチと「民主集中制」とは相容れないのではないか

Twitterの立憲民主党(立民)支持者の中でも最左派の一人と思われる神子島慶洋氏が、共産党の志位和夫氏を評価するツイートを発信している。 志位和夫氏が理系出身でなおかつ音楽に造詣が深いのは、政治家としての強みだと思う。現代の政治は科学技術と切っ…

「民主集中制原則の共産党と小選挙区制下の自民党が似てきた」との議論

http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1492.html#comment21106 最近、広原盛明さんのところで、民主集中制原則の共産党と小選挙区制下の自民党の政党文化が似て来たという議論が出ているんだけど、沖縄の政治動向などをみると「地方の顔」を議会に送り…