kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「大阪大学の猿倉信彦教授、任命拒否された6人を学術評価ツール”スコーパス”での数値が低いことを理由に『彼らは学者ではない』と批判するも、スコーパスには日本の人文系論文が入っておらず人文系学者の評価ツールとしては不適格だった」(togetterより)

 また阪大の理系教授か。K値どうなったんだよ。

 

togetter.com

 

 このtogetterの最初に出てくる問題のツイートにリンクを張ろうとしたら、既にツイートは削除されていた。だからtogetterから引用する。

 

理系猿 @chzZCFaSRtxlJBl

6人の学者について標準学術評価ツール;スコーパスで調べてみた驚愕の事実。計測可能だったのはKYさんだけしかも、H-index 2、あとの人みんなゼロ。国際的にはとても学者とは言えない数値。総理はこれを調べてこれらの人はじいたのでは?彼らは科学者ではないしもともと国際学者とは言えない。

2020-10-05 23:28:24

 

 反論の引用はめんどくさいので省略。でも、K値の中野貴志といい、なんで阪大はこんな専門分野以外に出しゃばって恥を晒すトンデモ教授ばかり排出(誤変換ではない)するのだろうか。猿倉信彦という教授も、中野貴志同様専門は物理学らしい。核物理学ではなく量子光学が専門で、東大工学部を出た人のようだが。

  togetterについた「はてなブックマーク」コメントより。

 

大阪大学の猿倉信彦教授、任命拒否された6人を学術評価ツール”スコーパス”での数値が低いことを理由に「彼らは学者ではない」と批判するも、スコーパスには日本の人文系論文が入っておらず人文系学者の評価ツールとしては不適格だった - Togetter

理系の面汚し。対照群に任命された同分野の研究者を置くという科学者なら当然行うこともせずに断ずるなど、この人自身がとても科学者とは言い難いお方のように見受けられる。

2020/10/11 02:31

b.hatena.ne.jp

 

大阪大学の猿倉信彦教授、任命拒否された6人を学術評価ツール”スコーパス”での数値が低いことを理由に「彼らは学者ではない」と批判するも、スコーパスには日本の人文系論文が入っておらず人文系学者の評価ツールとしては不適格だった - Togetter

コーパスの凄さでしか学者を評価できないという考えは人間の価値を偏差値でしか測れない学歴厨と程度が同じ。学問に本来理系文系の区別なんて無いのにそこに妄執する人間は学者としての素質を疑わざるをえない。

2020/10/10 22:05

b.hatena.ne.jp

 まあ上記のブコメについては、それ以前に「スコーパス」なる指標自体が文系の学者を評価するツールになり得ていないというべきだろうけれど。

 

大阪大学の猿倉信彦教授、任命拒否された6人を学術評価ツール”スコーパス”での数値が低いことを理由に「彼らは学者ではない」と批判するも、スコーパスには日本の人文系論文が入っておらず人文系学者の評価ツールとしては不適格だった - Togetter

阪大ってあちこちに馬鹿がいて、こんな大学通いたくなくなるんじゃない?少なくとも俺はこんな大学行きたくないね。

2020/10/11 00:12

b.hatena.ne.jp

 こちらについては、阪大と、もう一つは猿倉の出身大学である東大だろうな。この2つの大学が特に大きな問題を抱えているように思う。今回の学術会議任命拒否事件も、前会長の東大名誉教授が安倍政権に妥協して多めに推薦者を出していたことが明らかになっている。なぜかこの点に関するメディアの批判が弱いことに私は大いに苛立っているのだが。

 あと、この件で思い出したのが6年前の「STAP細胞」騒動で強く批判された「インパクトファクター」神話だ。「スコーパス」とやらを持ち出すあたり、理系の研究者たちは今なおこの手の「神話」にとらわれているのではないか。

 いずれにせよ、時の政権にすり寄る理系教授たちの醜態は不愉快千万だ。

ふざけるな、原辰徳!

 ふざけるな、原辰徳

 

 

 それでなくてもこっちは(トレードではなくFAだが)山田哲人が中日の大野雄大と並ぶFAの目玉で、ライアン小川泰弘も注目されているなどというニュースに苛立っている。行き先ですぐ思い浮かぶのが某読売(と阪神、それにソフトバンク楽天なども)であることはいうまでもない。そのうち村上宗隆も読売かソフトバンク(村上は九州出身)に行ってしまうのではないか。

 下記の呟きが発信されている。

 

 

 山田哲人の名前も上がっているとはいえ、呟きの主はオリックスバファローズファンの方だろうか。そういえばオリックス日本シリーズで本拠地を読売に蹂躙されるんだったな。

国内の新型コロナウイルス感染症の週間新規陽性者数3,499人、死亡者数31人(2020/10/3-9)

 先週末から今週にかけての10/3-9の1週間は、私の周辺では新型コロナウイルス感染の脅威が緊迫感を持って迫ってきたが、全国的には新規陽性者数はほぼ横バイだった。4連休の週に、おそらく検査数の減少のために陽性者が少し減ったが、それを除けばもう5週間もほぼ横バイで推移している。もしかしたら「第2波」の減衰と「第3波」の立ち上がりが重なり合った結果、奇妙なバランスがとれているのだろうか。不気味ではある。下記はNHKのサイトへのリンク。

 

www3.nhk.or.jp

 

 上記サイトから、昨日(10/9)の23時59分時点での新型コロナウイルス感染症の陽性者数と死亡者数を転記すると、陽性者数が88,374人、死亡者数が1,625人となっている(クルーズ船・ダイヤモンドプリンセス号を除く)。先週の時点(10/2)では陽性者数累計が84,875人、死亡者数が1,594人だったから、今週は陽性者数3,499人、死亡者31人だったことになる。先週は陽性者数が3,698人、死亡者数は50人だったから、陽性者数は199人(5.4%)、死亡者数は19人(38%)、それぞれ減少した。週間の死亡者数を陽性者数で割った値は0.89%であり、先週の1.35%から減少した。8月1日以降の累計では陽性者数は51,985人、死亡者数は612人となった。「致死率」は1.18%。

 現在は死亡者の大半が第2波による一方、新規陽性者の大半は第3波によるものという段階と考えて良いだろう。経験則からいえるのはその程度であって、第3波がどのくらいの規模になるかは現時点では(少なくとも私には)わからない。

 ただ、私の身辺にも第3波の脅威が迫りつつある状況であることは、身をもって感じている。東京の中心部近くではそういう状況なのだ。いや東京だけではなく、先日のプロ野球千葉ロッテマリーンズの大量感染判明にも見られる通り、出るところからは出ている。

 ついでに言わせてもらうと、阪神タイガースの球団社長は引責辞任なんかすべきではなかった。昔からこの球団の本社はおかしかったが、親会社が阪急と合併してからもおかしな体質が続いているようだ。

「転落した」山本太郎よりも「掌を返した」室井佑月の方が悪質

 これはどう考えても山本太郎よりも室井佑月の方が悪質だ。

 

 

 山本太郎がマスメディアの番組(ラジオだが)に出演するのは久しぶりではないだろうか。

 青木理にはもともと山本太郎シンパのイメージはないので、「若干冷めた感じで接してい」ても全く違和感はないが、室井佑月はそうではない。長年の熱烈な山本太郎シンパであり、2016年の参院選では山本が推す三宅洋平を熱心に応援し、実際に三宅に投票したとも明言していた。もちろん私は三宅など大嫌いであり、室井佑月も全く買っていない。

 しかし私は金子勝の主張に説得されなくなって久しい人間でもある。正解は山本太郎にも金子勝にもないと考えているので、「太郎ちゃん、金子(勝)先生の話もちょっと聞いてみて」などと言い出したという室井佑月には開いた口が塞がらない。あれほど「信者」的に猛烈に入れ込んでいた(かのように見えた)のに、この掌の返し方はない。全く信用ならない。人間的に最悪の奴、それが室井佑月だ。

 そういえばリテラが室井佑月を重用(笑)していたはずだ。私はリテラを全く信用していないので最近はほとんど見に行っていないから今も同じかどうかは知らないが、リテラには室井佑月がよく似合う。

 なお、室井佑月と同様に山本太郎を持ち上げまくっていた「週刊金曜日」も掌を返すかのように枝野幸男の特集を組んだという。

 まだあと3か月弱を残しているが、2020年は山本太郎にとって「転落の年」に終わりそうだ。

玉木雄一郎、学術会議任命拒否事件でも「どっちもどっち」論を持ち出して事実上菅義偉を擁護(呆)

 玉木雄一郎がますます悪質化してきた。学術会議任命拒否事件で「どっちもどっち」論を持ち出すことによって、菅義偉政権を事実上擁護している。

 

 

 「中立」を装って事実上菅義偉政権にすり寄る玉木雄一郎の芸風から私が連想するのは三浦瑠麗だが、今回の学術会議任命拒否事件に関する限り、三浦の方が玉木よりもよほどマシな意見を発信している。

 玉木というのは、3年前に希望の党が失速する過程で党代表に就任した頃、産経新聞のインタビューに答えて「政党支持率が3%などという厳しい数字が出ているが、『右へ右へ』と支持を広げたい」と宣った御仁だ。この日記の2017年11月29日の記事にリンクを張っておく。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

 結局希望の党(のち旧国民民主党)の政党支持率は3%などという高率に戻ることは二度となく、ほどなく1%前後に落ち着いて今年に至った。さらに今年、旧民民を解党して所属国会議員の大多数を新立憲民主党に持って行かれると、政党支持率社民党や某元号新選組と同程度かそれより低い数字にまで落ちた。泡沫政党もいいところだ。

 ところが、ネットにおいては話が別だ。玉木は自民支持層、維新支持層、それにヤマシン(「山本太郎信者」)からそれぞれ高い人気を誇っている。もしかしたら玉木はそれを見て勘違いしているのではないかと私は疑っている。

 既に何度も書いたことだが、ネットでの玉木人気は、自民支持層、維新支持層、それにヤマシンの三者から見て、それぞれ自分たちに利用のしがいのある人間だからという理由でもてはやされているだけであって、彼らからの人気は新民民の政党支持率上昇には全くつながっていない。

 もはやこの政治家の存在意義は何もない。玉木自身の選挙区ではなぜかやたら強いけれども、日本の政治にとっては百害あって一利なしだから、そのことを早く悟って政界を引退してもらいたいと思うのだが、無理だろうなあ。

「学術会議OBは学士院で死ぬまで年金250万円」なる虚言をテレビで垂れ流した恥知らずのフジテレビ・平井文夫と、平井に嘘を教唆した(?)長島昭久の醜態

 フジテレビに平井文夫というチンピラ右翼の「上席解説委員」がいて、好き勝手なことをほざいていることは知っていたが、その平井がテレビで大嘘を垂れ流していたらしい。毎日新聞が「ファクトチェック」をやっている。

 

mainichi.jp

 

 以下引用する。

 

ファクトチェック

「学術会議OBは学士院で死ぬまで年金250万円」 フジ解説委員発言は誤り

毎日新聞2020年10月7日 06時30分(最終更新 10月7日 13時58分)
吉井理記

 

 日本学術会議の任命拒否問題に絡み、フジテレビの5日昼の情報番組「バイキングMORE」で、平井文夫上席解説委員が「会員OBは日本学士院会員になり、死ぬまで250万円の年金をもらえる。そういうルールになっている」と発言し、インターネット上で拡散された。同様の発言をする与党議員もいたが、日本学士院などに確認すると、日本学術会議OBが学士院会員になるというルールはなく、発言は誤りだった。【吉井理記/統合デジタル取材センター】

 

「税金でやっているのは日本だけ」発言も

 

 平井氏は、日本学術会議のように、公金が運営している学術団体は「欧米は全部民間。日本だけが税金でやっている」と発言したうえで、さらにこう続けた。

 

 「民営化して、自分たちで会費を払って、提言すればいいんじゃないですか。だってこの人たち6年、ここで働いたら、その後、学士院というところに行って、年間250万円年金もらえるんですよ。死ぬまで。みなさんの税金から。そういうルールになってるんです」

 

 この平井氏の発言に、スタジオから「えーっ」と驚きの声が上がった。年金不安を抱え、新型コロナウイルス禍の下、将来の見通しも危うい私たち庶民にとっては、なんともうらやましい話ではないか。

 

 早速、ツイッター上では、安倍晋三前首相や菅義偉首相の支持者らが、日本学術会議を批判する趣旨で平井氏の発言を次々にツイート。自民党の長尾敬衆院議員は「同じ立命館大学出身の平井先輩!よくぞ番組で言ってくださいました!ありがとうございます。この既得権益の在り方、しっかりと是正していきます」とまで投稿するなど、広く拡散した。

 

 驚いたのは日本学士院日本学術会議の担当者たちだ。

 

日本学士院を直撃

 

 事実はどうか。

 

 日本学士院事務室(東京・上野)の担当係員、望月健志さんは「誤りですね」ときっぱり。

 

 基本をおさらいしよう。まず日本学術会議日本学士院は別組織だ。前者は首相が所轄する内閣の機関(法令上は「特別の機関」)、後者は文部科学省所轄の機関(同)である。

 

 今話題の日本学術会議は1949年設立。推薦で会員になった学者・研究者が集まり、科学的観点から政府に提言する組織と位置づけられ、定員は210人で任期は6年。再任はできない。

 

 一方、1879年発足の日本学士院は、日本学士院法で「学術上功績顕著な科学者を優遇するための機関とし、学術の発達に寄与するため必要な事業を行う」とされる。会員は任期のない終身制で、定員150人。初代会長は福沢諭吉で、野口英世北里柴三郎新渡戸稲造西田幾多郎など、教科書の「偉人」がぞろぞろ登場するし、現在もノーベル賞受賞者が名前を連ねる。

 

 確かに会員は存命中、250万円の年金を受け取れるが、学術上の功績を考えれば「既得権益」などと呼べないだろう。

 

「そんな規則はありません」

 

 では平井氏の言う通り、日本学術会議にいる「この人たち」は、6年働いたら日本学士院に迎えられるのか?

 

 望月さんは「違います。日本学術会議の会員やOBは学士院会員になるといった規則はありません」としたうえでこう説明した。

 

 「会員の選出は日本学士院会員選定規則に定められており、年1回官報で会員候補者の推薦を募ることを公示し、総会での承認を経て選出します。推薦ができるのは▽大学や研究機関の長▽日本学士院の会員▽日本学術会議の会員――の三つです。推薦を受ける会員候補者の所属団体は問うていません」

 

 つまり、日本学術会議の会員であれば、日本学士院会員になれる、というのは誤りである。

 

 定員150人のうち、現会員は130人だが、欠員がすべて補充されるわけではない。逆に言えば、会員のハードルはそれほど高い、ということだ。

 

 「日本学士院会員の中で、現役の日本学術会議の会員は梶田隆章会長ひとりだけですし、日本学術会議の会員経験がなく、学士院会員になる人はたくさんいます」と望月さんは強調する。

 

「税金でやっているのは日本だけ」も誤り

 

 ちなみに、平井氏は国を代表する学術団体について「税金でやっているのは日本だけ」とも発言した。

 

 しかし、日本学術会議の各国科学アカデミーの調査報告(2000~02年)で確認すると、全米科学アカデミーや英国王立協会、フランス科学アカデミー、ドイツ学術アカデミー連合、スウェーデン王立科学アカデミーなどの主要団体には、運営費用の50%や90%、全額など差はあるが、ほぼすべてに税金が投入されており、ここでもまた、平井氏の発言は誤りである。

 

 さて、こうした批判の高まりを気にしてか、フジテレビの「バイキングMORE」は6日放送分の番組末尾で、担当アナウンサーが「昨日の放送について補足と訂正がある」と前置きした上で、平井氏の発言について「学術会議の会員全員が学士院の会員になって、年間250万円の年金を受け取れるといった誤った印象を与えるものになりました」として謝罪した。

 

 毎日新聞は今後、局として平井氏の発言趣旨の確認などをするかなどを問うたが、同局企業広報室は「本日の『バイキングMORE』でお伝えした通りです。今後、チェック体制を強化し再発防止に努めてまいります」と回答した。

 

出典:https://mainichi.jp/articles/20201006/k00/00m/040/302000c

 

 ところで、問題だと思うのは、平井が発した妄言の元ネタは、どうやら元民主党民進党自民党に転じた長島昭久が発したものらしいことだ。

 

hbol.jp

 

 上記リンクの記事より、該当部分を以下に引用する。

 

最大級の低劣さを晒した長島昭久衆院議員

 

日本学術会議問題は、政府から明快な説明責任が果たされるべきであることは勿論、首相直轄の内閣府組織として年間10億円の税金が投じられる日本学術会議の実態や、そのOBが所属する日本学士院へ年間6億円も支出されその2/3を財源に終身年金が給付されていること等も国民が知る良い機会にして貰いたい。”〈出典:長島昭久衆院議員のTwitter

 

 

 長島議員は日本学術会議OBがそのまま日本学士院の会員へスライドし、終身年金を受給できるかのように語っていますが、事実無根です。日本学術会議日本学士院とは目的も機能も、また会員となる要件も全く異なります。前者は政府の所管する諮問機関で会員は任期制であり、後者は「学術上功績顕著な科学者を優遇するための機関」(日本学士院法第1条)、つまり功労の多大な科学者の栄典・顕彰を目的とした機関です(会員は終身制)。人間国宝文化功労者、あるいは叙勲・褒章などと同趣のものと考えてよいでしょうが、ただ学士院の場合、会員が寄稿する紀要の発行や資料の収蔵管理などを行う学術研究機関としての機能も持っています。  日本学士院公式ウェブサイトを見れば即座にわかるのですが、現在の150名の定員はノーベル賞受賞者をはじめ各分野の権威中の権威といえる科学者で占められていて、法令に基づいて会員1人あたり250万円の年金が支給されています。この数字をどう見るかは人によってさまざまでしょうが、日本の学術への長年にわたる、そして圧倒的なまでの功績に報いるべく支払われる額としては、実にささやかなものだと筆者は思わざるを得ません。科学者として、その人生の大部分を費やして人類の知の領土を大きく拡げてくれた方々を皆で支え、その功績を讃えることを躊躇うほど、人間として落ちぶれたくはないものです。  この長島議員のツイートを受けてなのか、「この人たち(日本学術会議会員のこと)6年働いたら、そのあと学士院という所に行って年間250万円年金貰えるんですよ、死ぬまで。皆さんの税金から。そういうルールになってる」と発言したテレビ解説者がいたそうですが、上記の通り金額以外は徹頭徹尾デマです。後日別の番組内で訂正したそうですが……。

 

さらに低劣発言を重ねる長島議員

 

 長島昭久議員は更に次のようなツイートをしています。 日本学術会議問題は、今週にも行われる衆院内閣委員会での政府説明で決着がつくと思うが、結局、官邸としては、過去の慣例を踏襲せず、政府の一機関に属する公務員として相応しいか否かで任命の判断をした迄で、政府に認められないと学問の自由が侵害されるとの批判は、自由とは真逆の発想ではないか。”〈出典:長島昭久衆院議員のTwitter

 

 

 看過しがたいのは、「政府に認められないと学問の自由が侵害されるとの批判は、自由とは真逆の発想ではないか」という発言です。どうやら長島議員は日本国憲法第23条「学問の自由は、これを保障する。」の「保障」は、政府ではなく国民が自助でやるべきことと認識されているようです。  言うまでもないことですが、第99条に規定されている通り、日本国憲法の名宛人は日本政府にほかなりません。したがって学問の自由を保障する義務を負うのは国民ではなく日本政府です。こんな中等教育レベルのことも理解していない人間が与党議員として議員歳費を貰い続けていることと、人類の歴史に偉大な足跡を残した150名の日本の科学者に終身年金を支給することのどちらが国家国民のためになるのかは明白ではないでしょうか。(後略)

 

(GEISTE「無知に浅知恵、はてはデマまで。日本学術会議会員任命拒否問題が露呈させた与党自民党政治家の低劣ぶり」;ハーバー・ビジネス・オンラインより)

 

出典:https://hbol.jp/229899/2,https://hbol.jp/229899/3

 

 この件に関しては、長尾敬や細野豪志らも菅義偉を擁護する発信を盛んにしているが、長島を含む彼ら3人はいずれも元民主党系だ(長尾以外は元民進党でもある)。生え抜きの自民党議員の方が、下手に近づいたら火傷しかねないこの件にはあまり触れたがらないように見える。

 つまり、こういうアブナイ案件の時に限って政権擁護に精を出すのが元民主・民進の連中だということだ。新立憲民主党に加わらなかった玉木雄一郎にも同様の傾向がある。

 しかし、いくらこんな時に忠犬ぶりをアピールしたところで、自民党は彼らに良い顔などしてくれない。要らなくなったらすぐに捨てられる。浅尾慶一郎が好例で、浅尾は2017年9月に自民党に入ったものの、その翌月に行われた衆院選前回に自民党が浅尾の選挙区である神奈川4区に従来通り山本朋広(2014年の衆院選では選挙区で浅尾に負けて比例復活していた)を公認したために無所属での出馬を余儀なくされた結果、落選して惨めな姿を晒した。この選挙区には立憲民主党が早稲田夕季を立て、民主党系の票の多くを集めて当選し、浅尾は山本にも及ばない得票で敗れたのだった(とはいえ希望の党泡沫候補の3倍近い票は得ていた)。

 そういえば細野豪志など現時点でも自民党籍を持っていないのではないか。

 彼ら元民主・民進の政治家たちの姿は、権力の亡者の哀れな末路としかいいようがない。自業自得だが。