kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

IR汚職で実刑判決を受けて明後日の控訴審判決を待つ元自民党の秋元司被告人が、公職選挙法違反で辞職し離党した柿沢未途氏の辞職を受けた東京15区衆院補選に立候補表明。自民党はとことんふざけてる。腐ってる。(宮武嶺氏)/東京15区を大阪や関西の一部選挙区ともども維新に譲り渡しかねない野田佳彦(野ダメ)もひどいですよ。

 衆院東京15区補選については政治関係の意見発信をさかんにやる人たちの間でも関心がいたって低いらしく、ろくでもない候補が次々と立候補を表明する一方、それらに対する論評はネット検索をかけても少ない。

 直近では2019年末に逮捕された秋元司(無所属、元自民)と参政党予定候補の2人が立候補を表明した。

 このうち秋元については、私の居住地のすぐ近くに事務所があり、いつもひっそりとしてはいるものの蠢き続けていることを知っている。また前回衆院選前の2021年頃だっただろうか、彼の街宣にも出くわしたことがある。そもそも彼は前回の衆院選にも出るつもりだったが、自民党関係者の説得で出馬を取りやめたと聞いている。

 だから秋元が出馬の意思を表明したと聞いても意外感は全く持たなかった。それどころか、自民党の正体を有権者が直視する良いチャンスを彼が与えてくれたとさえ思っている。その自民党は、都ファが助け舟を出してくれなければおそらく不戦敗になりそうだ。しかし、昨年12月の江東区長選では小池百合子の息がかかった候補が出てきた。大久保朋果現江東区長がその人だが、この人が出馬表明するや、あっという間に野党統一候補(酒井菜摘氏)の敗勢が決定的となり、また維新に至っては戦意を喪失して一応公募候補を立てたものの供託金没収の大大大惨敗を喫した。

 江東区はこれまで柿沢家、木村家、山崎家の世襲3家の勢力が強かったが、うち柿沢家と木村家は新自由クラブ系である。柿沢弘治は1977年参院選で初当選した時には新自由クラブの議員だったし、木村勉は1971年の都議選に自民党公認で初当選したが2期目の途中で議員辞職し、3期目の1977年都議選には新自由クラブ公認で当選した。この2人のうちより右寄りだったのは柿沢の方で、彼は1983年に自民党に移った。一方木村は1986年の新自ク解党に伴って自民党に移った。彼の国政進出は1999年で、柿沢が都知事選に出馬して議員辞職したのを受けて行われた補選に当選した。しかし2000年衆院選では都知事選で石原慎太郎に惨敗して戻ってきた柿沢に敗れた。2003年衆院選で初めて柿沢を破り、柿沢から衆院議員の座を奪取したのだった。これらの経緯から、昨年春の区長選で柿沢未途木村弥生を応援するまでは、柿沢家と木村家の対立関係はずっと続いていた。昨年死去した山崎孝明は柿沢や木村とは違って国政に進出したことはないがずっと自民党だった。この人も叩けばいくらでも埃が出てくるに違いないと評された人物だが、区長を4期務めたために地元の組織は柿沢家や木村家よりむしろ強いのか、柿沢家や木村家にとっては目の上のたんこぶだったようだ。だから柿沢未途木村弥生とが結託した。最初は2人のターゲットは山崎の「漢字もろくに読めない」らしいドラ息子・一輝ではなく山崎孝明本人だったが、孝明が急死して区長選の相手が一輝になった途端戦局が一変し、区長選では木村弥生が勝った。地元では一輝の評判は悪いので、おそらく木村陣営は買収などやらなくても勝てた選挙ではなかったかと思うが、お調子者の柿沢未途が木村氏の足を引っ張った。

 こうした三家鼎立の構造に割って入ったのが菅義偉らとパイプを持つ秋元司だった。彼はIR汚職の容疑で逮捕されたが、IRといえば連想されるのは大阪万博の真の狙いであり、秋元がパイプを持っていた菅も維新との昵懇で知られる。本当にろくでもない「維新的」自民党政治家、それが秋元だった。

 前述の通りこの人の立候補を私は予想していたし、自民党の実体を区民に知らしめる、自民党にとっては「負の効果」があるとしてむしろ彼の立候補を歓迎さえしているものの、さすがにブログ記事に取り上げる気ににはなかなかならなかった。地元民でもない限りそんな記事を読む気などなかなか起きないであろうことは想像に難くないからだ。不快な思いをしてそんな記事を書くくらいなら読書・音楽ブログにモーツァルトの音楽やカズオ・イシグロの小説に関する記事を書く方がよっぽど良いとも思った。

 しかし今朝、宮武嶺さんのブログを開くと秋元立候補に関する下記エントリがあったので、これは地元民の私も書かないわけにはいかないと思った次第。

 

blog.goo.ne.jp

 

 以下引用する。

 

 毎回の選挙でご自分の1票をどう使うのが一番有効か、探求に探求を重ねておられるkojitakenの日記さんの古寺多見さんの姿を見ていると、その真剣さに頭が下がるのですが、まさかの秋元司氏の立候補記者会見、どんな記事が出るか楽しみです。

 公職選挙法違反の罪で有罪判決を受けた柿沢未途前法務副大臣(自民離党)の辞職に伴う衆院東京15区(江東区)の補欠選挙(2024年4月28日投開票)。

 これに統合型リゾート(IR)=カジノ事業を巡る汚職事件で実刑判決を受けた秋元司被告人(元衆院議員)が3月20日に無所属で立候補する意向を明らかにしました。

 秋元氏は同区選出の自民議員(離党)だったのですが、収賄と組織犯罪処罰法違反(証人買収)の罪で2021年に懲役4年、追徴金約760万円の実刑判決を受けました。

 秋元氏は無罪を主張しており、3月22日に東京高裁で控訴審の判決公判があります。

 そこで無罪判決を受けたとして出馬を表明するならわかりますよ?

 刑事訴訟法上は推定無罪とはいえ、判決の前々日に立候補を表明するとか、ふざけているとしか言いようがありません。

 

URL: https://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/994f28a98548f1a51692becbe195bb76

 

 そんなわけで、私に限らず多くの江東区民にとっては秋元の立候補は「まさか」ではなく「やっぱり」だろうと思います。なにしろ2期連続で現職自民党衆院議員が逮捕される選挙区ですから。まあ柿沢は逮捕直前に離党しましたが。

 

 東京15区補選はこれまでに、共産党の小堤東氏以外は日本維新の会の金沢結衣氏、参政党の吉川里奈氏、日本保守党の飯山陽氏というろくでもない新顔が立候補の意向を明らかにしているのですが、古寺さんも毎回悲憤慷慨されているように、立憲民主党からの立候補がありません。

 かといってもちろん共産党の小堤氏を支持するでもないし、どうする気やねん。

 

URL: https://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/994f28a98548f1a51692becbe195bb76

 

 今のところ、仮に「おっさん東大生」猪野隆氏が出馬するなら、彼にでも入れるしかないかと思っています。彼も出ないようなら、2021年衆院選前に立民と共産との間で調整が行われる前に投票するつもりだった小堤氏に入れるしかなくなりますかね。

 なお立民候補も泉健太系だの野田佳彦系の人だのが出てきたら投票しません。たとえば先日立民区議の高野勇斗氏の街宣と出くわしましたが、彼は野田佳彦系で昨年春の区長選では木村弥生氏を応援した人ですから、仮にこんな人が出てきたら入れません。また須藤元気氏が出てきた場合も彼には投票しません。

 東京15区補選については、いつだったか下記大濱崎卓馬氏の観測記事を読んで腹を立てていました。

 

news.yahoo.co.jp

 

 一方、野党第一党である立憲民主党も候補者の擁立が決まっていません。現時点では正式発表されていませんが、2019年の参院選全国比例で立憲民主党から出馬し当選した須藤元気参院議員(現在は無所属)で調整しているとの一部報道があり、実際にその方向で調整がされていました。一方、立憲民主党東京都連執行部内には事実上の離党をした須藤氏を推すべきではないとの意見も強くあり、現職の江東区議を推す声もあります。この点、自民党都民ファーストの会が候補者を擁立できるのかどうかにもかかっており、相手の出方を待っているとみることもできるでしょう。

 

 先の江東区長選挙では野党共闘で酒井菜摘氏を擁立しましたが、他の無所属候補の台頭などから、当初想定されていたよりも票を伸ばすことができませんでした。今回は共産党が独自の候補者を擁立していることもあり、江東区長選挙同様、立憲民主党都連の選挙戦略に不安が残るなかでどこまで票を伸ばすことができるのかは未知数な一方、情勢調査などでは現時点で(知名度において先行する)須藤氏が優勢との情報が流れており、自民党都民ファーストの会が「それなりに強い候補」を擁立しなければ、野党第一党としての面目躍如となる可能性が十分にあります。

 

URL: https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/e61a600ed4963e9421424e0e46c3baf4433084dc

 

 立民はおそらく現時点でもなお複数のオプションを持っていると推測しています。一人は上記記事にある須藤元気であり、立民の内部調査によると現在のオプションのうち得票力が一番あるのは須藤氏だと聞きます。

 記事を書いた大濱崎氏は保守色および新自由主義色がかなり強い人なので、上記記事を読むと酒井菜摘氏では得票力不足で、彼女とは異なる有力な「現職の江東区議」(酒井氏は区長選に立候補したため「現職」ではなくなりましたので該当しません)がいるかのような印象を与えますが、私はその「現職の江東区議」がおそらく高野氏だろうと推測しています。しかし下記リンクから明らかな通り、昨春の区議選で高野氏は酒井氏の半分にも満たない得票で中位当選したにとどまっています。

 

go2senkyo.com

 

 つまり、得票力においては酒井氏はあるいは須藤氏には及ばないかもしれませんが、高野氏(及び他の立民現職区議)よりは断然上です。しかし酒井氏の立候補には2つの条件があって、1つは共産党選挙協力が得られること(昨年の区長選ではそうなりました)、もう1つが都ファ系に自公が乗っかる候補が出てこないことです。後者はおそらく4月16日の告示直前まで明らかにならないでしょうから、共産党も既に候補予定者を下ろした島根1区とは違って、告示直前に小堤氏に降りてもらうわけにはいきません。つまりこの2つの条件をともに満たすことが早期に確定することはありそうにありませんので、酒井氏擁立の可能性はほぼ消えつつあると考えています。私が立民系候補に投票するとしたら、酒井氏かさもなくば前回の衆院選で私が投票した井戸まさえ氏が出てきた場合にほぼ限られると考えているので、以上は非常に好ましくない現状分析ですが、立民が決めることですから仕方ありません。

 残るは高野氏あるいは他の立民区議か須藤氏なのでしょうが、正直言ってどちらも勘弁してもらいたいです。

 再び宮武さんの記事より。

 

秋元氏、柿沢氏と刑事被告人を量産する自民党もさることながら、その東京15区に対抗馬も出せない立民の情けなさはあまりの惨状で、泉健太代表はこれ一つをとっても責任を取って代表の座を降りるべきです。

 

URL: https://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/994f28a98548f1a51692becbe195bb76

 

 私もそう思うのですけど、日々ヲチしている泉健太支持系のさる方のTwilogなどを見ていると、泉健太どころか野田佳彦を批判する声さえ立民支持層の主流からはほとんど出てこないようなので、暗澹たる気持ちになります。

 やはり私がヲチしている政治おじいちゃんお化けさんのXに、下記のポストがありました。

 

 

 Googleの検索画面でこのポストを見た時には文章の末尾まで表示されなかったので、いったい誰がそんなふざけた発言をしたのかと思ったら、野田佳彦(野ダメ)でした。のだめのあとがカンタービレ*1なら良いのだけど、これではエル・カンターレですよ。

 以下、上記Xからリンクされた日経の有料記事の無料部分を示します。

 

www.nikkei.com

 

 以下無料部分を引用。

 

立民・野田元首相、維新と候補者調整「地域ですみ分け」

2024年3月18日 16:20

 

立憲民主党野田佳彦元首相は18日収録のBSテレ東「NIKKEI 日曜サロン」で、次期衆院選に向け日本維新の会との候補者調整が必要だと主張した。「地域的に強い弱いがある。ある種のすみ分けはしょうがない」と述べ、立民と維新のそれぞれ強い地域で候補者を一本化すべきだとの考えを示した。

「立民が関西で立てても負ける可能性がある。維新が関東に立てても負け...

 

URL: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA182V50Y4A310C2000000/

 

 やはり立民の右派はいつまでもこんなことを考え続けるのか、と思わされます。

 東京15区は関西ではなく首都の選挙区ではありますが、議席は前述の柿沢弘治、木村勉に始まって、小沢一郎系から政界引退後に安倍晋三支持に走った「オスプレイ絶賛」人間・東祥三柿沢未途、秋元司、再び柿沢未途に占められ、自民党清和会系と立民系がともに苦手とする選挙区です。それでも枝野前執行部は2021年衆院選で井戸まさえ氏を擁立して勝ちに行きましたが敗れると、泉現執行部にはこの選挙区を維新との選挙協力において維新に譲ろうとでも考えていたのではないかと私はずっと疑ってきました。そうでもない限りこの区の総支部長をいつまでも空位にしておく理由が考えられないからです。

 そしてその疑いはやはり正しかったのではないかとの心証を、上記野ダメの発言を読んでさらに強めました。泉や野ダメは、本当なら維新に譲り渡すつもりだった東京15区で自公と戦わざるを得なくなって苦虫をかみつぶしているのではないかと想像しています。とにかく現状だと、土壇場にようやく決まるであろう立民系の候補が、5年以上も(たぶん6〜7年くらい)江東区で政治活動をしてきた維新の金沢結衣氏に勝てるかどうかは大いに疑わしいのではないでしょうか。

 

 政治おじいちゃんお化けさんは

そもそも大阪および関西の一部の選挙区を立憲が捨ててしまうということ自体が良くない。

左派・リベラルの有権者の選択肢を少なくてしまうことになってしまい、またさらに党として沈没する。全国的にも見栄えは悪い。

と仰いますが、私は「見栄えが悪い」どころの話ではなく、この野ダメの発言は「棄民」そのものではないかと激怒しました。立民は東京15区を「大阪および関西の選挙区」とともに新自由主義勢力に売り渡して捨てるつもりか、と思います。

 今後は、これまでの泉健太批判に加えて、野田佳彦(野ダメ)も徹底的に叩いて叩いてた叩きまくらなければならない。そう思った次第です。

*1:「歌うように」という意味の音楽の発想記号。また『のだめカンタービレ』は二ノ宮知子の漫画。

象徴天皇制、根源から問い直す議論を 主権者への原武史さんの訴え(朝日新聞デジタル有料記事のプレゼント, 3/13)

 今週はずっと記事を更新する余裕がなかったが、一昨日(3/15)区切りをつけてこの土日は小休止。昨日は完全休養日にした。

 その間に注目していたのは、泉健太支持者のnaoko氏がリポストしていた(Twilogで知った)こたつぬこ(木下ちがや)氏の下記Xだった。

 

 

 プレゼントの期限は既に過ぎているが、私も朝日新聞デジタルの有料読者なので(紙媒体は昔はとっていたが現在はとっていない)、石川智也記者による原武史氏のインタビュー記事は読める。

 ひとことでいえば(象徴)天皇制の存廃を問い直せという論旨だ。私は今を去ること5年前の今頃の季節に原氏の大著『皇后考』(講談社学術文庫)を読み、それまで天皇制を「必要悪」であるかのようにみていた微温的態度を改めて明確な天皇制廃止論へと考えを改めた人間だから、原氏がそのような問いかけをするのは当然だと思ったが、現在天皇制を所与のものと考えたり、あるいは積極的に天皇制の存続を支持している方にも原氏の意見をお読みいただきたいと思うので、原氏のインタビュー記事を弊ブログからも改めてプレゼントする。リンクの有効期限は3月18日の12時08分。

 

digital.asahi.com

 

 実は弊ブログはnaoko氏が天皇制を所与のものと考えていると思われることを以前批判したことがあった。下記リンクの記事だ。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

 該当箇所を以下に再掲する。

 

 もっともnaoko氏も秋篠宮家の長男の誕生日を祝うXを発信した泉健太を、さすがにそのXには苦言を呈したものの支持し続けたり、一度などは天皇制に反対することを論外視するかのようなXを発信していた。

 どの政治家を支持するかは勝手だが、天皇制批判に対する論外視は大いに心外だ。なぜなら天皇制こそ女性やマイノリティその他に対する差別の根源だからだ。

 氏は原武史の『皇后考』でも読んではどうだろうか。私はあの本を読んで、それまで天皇制を「必要悪」であるかのようにとらえていた微温的な考えを改め、天皇制絶対反対の立場に転向した。2019年3月のことだ。

 

bookclub.kodansha.co.jp

 

 この本に描かれた貞明皇后の生涯は読ませる。

 

URL: https://kojitaken.hatenablog.com/entry/2024/01/30/075248

 

 朝日の原氏のインタビュー記事は有料なので全文引用はむろんできないが、特に注目した部分を以下にいくつか抜き書きする。

 原氏はまず、現天皇徳仁氏と現皇后雅子氏が、前天皇・前皇后夫妻とは対照的に、長期間にわたって人々の前にほとんど姿を現さないこと、そして意外にもそのことに対する批判が国民の間からほとんど起きないことを指摘し、それを国民の関心の薄れによるのではないかと言う。

 そして(そのように国民に関心を持たれなくなった)皇室をどう存続していけば良いのかという記者の問いに、原氏はそういう問いではなく、象徴天皇制を存続させる必要があるのかを問い直すべきだと主張する。これが今回の記事の核心部だ。

 さらに原氏は、現在右派が「逆説的に」天皇制存廃の話をしているのに、左派リベラルの方が天皇制の存続を前提にした議論ばかりをしているとして批判する。私がこの記事をブログに取り上げようと思ったのはまさにこのくだりによる。

 私が1月の記事でnaoko氏を批判したのも、常日頃男女同権の観点を強く持つXのポストを多く行っている氏が、天皇制批判の視座を全く持たないばかりか、天皇制批判など論外と言わんばかりのポストをしていたからだった。そして、その記事にいただいた下記のコメントにも呆れ返ったのだった。以下引用する。

 

 楽太郎

どの政治家を支持するかは勝手だが、天皇制批判に対する論外視は大いに心外だ。なぜなら天皇制こそ女性やマイノリティその他に対する差別の根源だからだ。

>これだと世論の多数派の共感得ずに勝てないから、共産党ですら野党共闘&連立内閣中は引っ込めている/引っ込めると言うてるのに。 むしろ、どのくらい積極的反天層(ガチ左翼層)がいるのか判明させたいからココをアピールした野党共闘してほしい。 自民党の支持率落ちると無党派層が伸びるのは、左派政党の支持層や政治家の優先政策が、こういう有権者の平均から左過ぎるの以前よりも知られたからなのだから。格差是正とは言うが対立事項となった際には、ジェンダーとか外国人!とか選ぶ層なのだから。後回しにされるようになったアメリカのラストベルトの労働者が、共和党やトランプいれる率激増したのと同じ。欧州でも自国民中間底辺層よりも外国人やジェンダー優先してるのバレてから負けるようになった。

 

 まあ上記のコメントを書いたのはリベラルや左派ではなく、今やリベラル・左派以上よりももっと時代から完全に取り残されたネトウヨであることは文面から明らかだ。ところがコメント主はそのことさえ理解していないので、下記コメントの反撃を受けている。

 

 管見

また、多数派ぶりたい人が現れましたね。
大多数の人は左派など支持してないと言いたいらしい。
裏金政治家と彼らが作った不公正な社会に、多くの国民が怒っているのが実情でしょう。

 

 絶滅危惧種でしかないネトウヨへの批判は上記コメントで十分だろう。

 私が本当に問題だと思うのは「問題は天皇制の存続を前提に議論ばかりしている」リベラル・左派の方だ。

 原氏は天皇制は多様化する社会の統合や包摂を担うメカニズムにはなり得ないどころか「排除の論理」になりかねないと指摘している。私が「排除」という言葉から真っ先に連想したのは小池百合子であり、次に連想したのは昨年来「分派狩り」に明け暮れる日本共産党だった。はしなくも前記ネトウヨのコメントが「共産党ですら野党共闘&連立内閣中は引っ込めている/引っ込めると言うてるのに」と書いていたが、同党は小沢一郎らとつるんで「野党共闘」路線を走り始めた直後の2016年1月に、天皇が臨席する通常国会に初めて出席したり、『しんぶん赤旗』の1面に、その一箇所だけとはいえ西暦に年数表示に括弧付きで元号を併記したりするようになったが、それらは共産党の堕落を表すものでしかない。

 では現在の右派はどんなありさまかというと、たとえば来月の衆院東京15区補選に日本保守党の公認を受けて出馬する予定らしい飯山陽は、5ちゃんねるを参照すると下記の発言をしたらしい。

 

0395アフターコロナの名無しさん

2024/03/08(金) 21:34:02.90  ID:1le2UWdm0


時事ドットコム時事通信ニュース)
@jijicom
【速報】
宮内庁は、秋篠宮家の長男悠仁さまが4月から筑波大付属高校に進学されると発表した

飯山陽 Dr. Akari IIYAMA日本保守党東京15区支部
@IiyamaAkari
ふむふむ、ワシの後輩になるということだな。
ワシはいわゆる「高校外部」というやつで、ガチの高校受験をして筑附に入ったので、受験生の中に絶対に合格すると決まっていると思われる人が約1名いた、というのは正直、なんともいえない感じではあるな。
ってか時事通信よ。付属ではなく附属だ。

悠仁親王殿下を「約1名」呼ばわりする飯山陽。

 

URL: https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1709681587/395

 

0435アフターコロナの名無しさん

2024/03/09(土) 02:05:19.63  id:FOk2wARN0

 

飯山陽 Dr. Akari IIYAMA日本保守党東京15区支部
@IiyamaAkari
佳子さまには、日本のジェンダー指数ランクについてなぜ「とても残念」に思うのかうかがってみたい。単に順位が低いから残念だ、というのであれば、思慮深いとは言い難い。

佳子内親王殿下に説教を垂れる飯山陽。

 

URL: https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1709681587/435

 

 飯山陽だけではなく党首の百田尚樹も下記の様子らしい。

 

0476アフターコロナの名無しさん

2024/03/09(土) 12:13:57.64  id:FOk2wARN0

 

>>465 >>468
飯山陽に関しては>>395>>435を読んでみて、悠仁親王殿下と佳子内親王殿下に説教や不満を言う女だぞ。
百田尚樹上皇陛下が天皇陛下から離れる事をお言葉として出し、その件で朝生で討論があった際に百田尚樹はお言葉も「読んでない。何が悪いんじゃ」と言ってた。

 

URL: https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1709681587/476

 

 特に2件目、飯山陽は佳子氏が自分たちのように反動的な極右思想に染まっていないと文句を垂れている。

 また3件目からは百田の露骨な反明仁天皇のスタンスが読み取れるだろう。

 彼らネトウヨ安倍晋三が脚光を浴び始めた2002年くらいには既に天皇制への関心を失い、ひたすら安倍に代表される極右のリーダーを崇拝するようになっていた。

 だが、少なからぬリベラルや左派は「敵の敵は味方」の論理によって、ネトウヨに敵視される(た)前天皇らを「評価」してきたのだった。

 原氏はそんなあり方を批判し、前天皇がたびたび発した「お言葉」も「あからさまな権力の発露」だと断じている。そしてネトウヨは故安倍晋三に、「ヤマシン」は党名に元号を関する政党の独裁指導者である山本太郎に、また「共産党信者」は日本共産党執行部に絶対服従することによってひたすら権力に屈し続けている。

 そんなあり方が望ましいはずがなかろう。

 朝日新聞デジタルに載った(おそらく朝日本紙ではオピニオンに載ったであろう)原武史氏のインタビュー記事は必読だと強く思う次第だ。

鳥山明死去

 鳥山明死去の知らせで最初に思ったのは、そういえば『ドラゴンボール』第1回が載った『少年ジャンプ』って、山梨に工場見学に行く電車の中で読むために買ったんじゃなかったっけ、確か1984年11月中旬だった記憶があるけど、ということだった。

 ネットで調べてみると第1回が載ったのは同年11月20日発売の51号だった。少年漫画雑誌の号数には規則があって、今も同じかどうかは知らないが、11月最後の週に52号が出て、12月最初の週に「新年特大号」が出る。だから51号なら11月20日発売だ。でも私が工場見学に行ったのはその前の週だった記憶があるから、どうやら『ドラゴンボール』第1回ではなく、次号から始まるよという予告が載った11月13日発売の50号だったに違いない。

 『ジャンプ』というと、1973年の夏休みに若狭湾に家族旅行した時、帰りの何線だったか忘れたが国鉄のローカル線の車内で読むために買ったのがこの雑誌を初めて買った時だった。この号に載ってのが『はだしのゲン』の原爆投下の回であって、あれには忘れられない衝撃を受けた。しかし、この漫画雑誌は毎週買うどころかごくたまにしか買わなかったのだった。特に高校に上がって以降は数年に1回しか買わなかった。80年代半ばには『少年サンデー』をよく買っていた。この雑誌は、亡父が30代の頃に毎週買って読んでいたのだった。まったくとんでもない親父だった。手塚治虫の『火の鳥』はジャンプでもサンデーでもない青年誌に載っていたと思うが、親父は雑誌の別冊で買い揃えていた。中学2年生の1970年代半ばに読んだこの漫画に圧倒されたので、手塚漫画の系譜をジャンプよりは強く受け継いでいるように思われた小学館の雑誌(青年誌では『ビッグコミック』系)の方になじみがあったのだった。

 『ジャンプ』は大学近くの定食店で「新着文献」と称してよく読んではいたが、『ドラゴンボール』は連載初期には面白いと思ったものの、その後じきについていけなくなった。特に私が敵視していたのはゆでたまごの『キン肉マン』という漫画で、その理由は主人公の「キン肉スグル」とかいう奴の名前が、あのにっくき読売なんとか軍のインチキ入団野郎・江川卓からとられていた頃だった。あの茶番劇が演じられたのは、スワローズ初優勝の興奮さめやらぬ1978年秋であって、あれで私の「アンチ読売道」が本格化したのだった。私のトンデモ親父は大の読売ファンで政治思想的には晩年極右化したくらいの保守派だったから、それらへのことごとくのアンチには、私の「父殺し」の意図があったに違いないと今も思っている*1。だからあの江川の名前をとった主人公の漫画が載っている『ジャンプ』も敵視していた。しかし鳥山明ゆでたまごと張り合っていたので、「敵の敵は味方」思考によって悪い感情は全く持っていなかった。それどころか『Dr. スランプ』は面白がって読んでいたほどだ。しかし『ドラゴンボール』には乗っていけなかったし、ドラゴンクエストをプレイしたことは一度もないので(PCの『ウィザードリィ』には人生の貴重な時間をずいぶん無駄遣いしてしまったと後悔しているが)、鳥山明については何を語る資格もない。だからその方面は他の方々にお任せする。

 しかし68歳という死は現代ではかなり早い。でも1989年の手塚治虫60歳、2018年のさくらももこ53歳など、漫画家には比較的早く亡くなる人が多いようにも思う。私は「創造系は短命、再現系は長命」という仮説を持っていて、それは作曲家は早く死ぬのに自らは何の音も出さないくせに演奏家たちを「指揮する」だけの指揮者はやたらと長生きするんだなあという偏見からきている(そういえば小澤征爾も88歳まで生きた。でもあの人は最後の20年くらいは思うように音楽活動ができなかった)。

 鳥山明の死因は急性硬膜下血腫だったというから、初めは氏が転倒でもしたものかと思ったが、2月に脳腫瘍の手術を予定していたとも聞くから、悪性の脳腫瘍が原因となった血腫なのだろうか。ともかく脳腫瘍手術の予定があった、その前から具合が悪いとの訴えがあったとの情報からは、外傷性の原因である可能性は低いのではないかとの心証を持った。しかしネット検索をかけると、高齢者が転倒した時にはどうこうとか、鳥山氏の死因が外傷性であるかのようにきめつけているかのような情報が流布しているのが非常に気になった。

 本当のところはどうだったのだろうか。

 鳥山明氏の逝去にお悔やみ申し上げます。

*1:だから私が死んだらドン・ジョヴァンニみたいに地獄に落とされるかも知れない。

衆院3補選、自民内に不戦敗論 政権ダメージ軽減の思惑(日経)

 衆院東京15区補選だが、ついに自民党に「不戦敗」論が出てきたと日経が報じた。

 

www.nikkei.com

 

 有料記事なので無料部分を引用する(というか日経には有料登録していないので無料部分しか読めない)。

 

衆院3補選、自民内に不戦敗論 政権ダメージ軽減の思惑

2024年3月6日 18:38 (2024年3月6日 19:21更新)

 

4月28日投開票の衆院東京15区と長崎3区の補欠選挙自民党内に不戦敗論が高まってきた。政治資金問題の逆風を考慮し、候補者を立てて敗れるよりも不戦敗の方が政権運営への影響は小さいとの思惑があるためだ。

 

衆院の3補選で自民党が候補者を立てたのは6日時点で島根1区だけにとどまる。同選挙区は細田博之衆院議長の死去にともなうもので、財務省出身の新人を公認した。

もともと自民党の支持基盤が強固な地域だが(以後有料)

 

日本経済新聞より)

 

URL: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA2997J0Z20C24A2000000/

 

 少し前に自民党の東京15区補選候補は公募にする話があって、それに某ドリル議員らを含む党中央が待ったをかけたという読売の報道があった。そして今度は不戦敗論。

 おそらく都ファというか小池百合子の動向がわからないために金縛りにあっているのだろうが、俗説にかなり出ている小池自身の出馬は絶対にあり得ない。遠くない将来に本選が控えている以上、こんなところでそんなカードを切るはずがないからだ。都ファの誰かを出すのも難しい。それをやると仮に本選に小池が出るとしたら、そのための障害になってしまうからだ。かといって自民が公募の候補を出したところで維新の金沢結衣にも及ばず負ける可能性が高い。現に前回の衆院選では自民の都連(支部長の萩生田光一や当時江東区議のトンデモ2世・山崎一輝ら)が推した自民推薦の極右候補(愛知県から引っ張ってきた刺客)は柿沢未途にはもちろん、立民公認の井戸まさえにも維新の金沢にも及ばず4位で惨敗した。ましてや今は3年前とは比較にならないほど自民への逆風が強い。それなら不戦敗で、と自民党が考えたというのは大いにありそうな話ではある。

 こんな状況でも動けない立民は本当にどうしようもない。もしかしたら希望の党の残党である泉健太小池百合子を敵に回したくないのではないかと勘繰ってしまう。そういえば「野党」には希望の党の残党の党首が他にも2人いる。玉木雄一郎前原誠司である。これではどうしようもない。

 立民は、やはり泉健太を代表に選んでしまったことが痛恨の極みだった。

「あれほどひどい計画はあり得ない」「明らかにカジノのための万博になっている」と「建築界のノーベル賞」プリツカー賞受賞者・山本理顕氏が大阪万博を批判(TBS)

 一昨日(3/5)夜に、TBSのnews23を見ていて、「建築界のノーベル賞」といわれるプリツカー賞を受賞したという山本理顕氏の大阪万博表に快哉を叫んだのだった。それを以下に紹介する。

 

newsdig.tbs.co.jp

 

 以下に大阪万博に関連する部分のみ引用する。

 

山本さんがいま、課題に感じていること。それは、専門家であるはずの建築家が、社会の中で信頼を失っているのではないかということ。例えば、大阪・関西万博。

 

建築家 山本理顕さん
「あれほどひどい計画は、建築家から見たらあり得ないと思う。日常生活を阻害するような施設がカジノ。社会貢献(課題解決)をすることを前提にしている博覧会に対して。明らかにカジノのための万博になっていると思います。そこに対して建築家集団は何も言わない」

 

その上で、未来を担う建築家たちへ、こうメッセージを送りました。

 

建築家 山本理顕さん
「(自治体や施主の)『御用聞き』のように建築をつくるのは建築家の仕事ではないです。自らのアイディアや思想が多くの人たちに貢献できる、そういうプライドをぜひ持ってほしいと思います」

 

(TBS NEWS DIG 2024年3月6日 10:30)

 

URL: https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1037298?display=1

 

 しかしブコメを見ると、山本氏は昨年11月には下記のXを発信していたという。

 

「現代の住まい」の問題に地道に向き合い…建築家・山本理顕さん(78)が“建築界のノーベル賞”プリツカー賞を受賞【news23】 | TBS NEWS DIG

2023年11月 &quot;博覧会協会の皆様、吉村知事、橋下さん、藤本さん、わたしたちが相談に乗ります。大阪万博は絶対にやめてはいけない&quot; <a href="https://twitter.com/RikenYamamoto/status/1725823342685606222" target="_blank" rel="noopener nofollow">https://twitter.com/RikenYamamoto/status/1725823342685606222 <a href="https://twitter.com/RikenYamamoto/status/1725708736931774474" target="_blank" rel="noopener nofollow">https://twitter.com/RikenYamamoto/status/1725708736931774474

2024/03/06 13:54

b.hatena.ne.jp

 

 

 

 山本氏は大阪万博自体にではなく夢洲での集中開催に反対しているだけだとの指摘もある。

 

「現代の住まい」の問題に地道に向き合い…建築家・山本理顕さん(78)が“建築界のノーベル賞”プリツカー賞を受賞【news23】 | TBS NEWS DIG

この人は万博開催自体には反対していないが、夢洲はやめて別会場で分散開催することを提案している。建築ジャーナル最新号に提案が載ってるらしい。 <a href="https://twitter.com/RikenYamamoto/status/1764089273761112369" target="_blank" rel="noopener nofollow">https://twitter.com/RikenYamamoto/status/1764089273761112369

2024/03/06 18:53

b.hatena.ne.jp

 

 

 よくわからないが、とりあえず山本氏が「日常生活を阻害するような施設がカジノ」であるとして「カジノのための大阪万博」に反対しているとみて、それに拍手喝采を送りたい。

 ところで、TBSのこのエントリのタイトルは、昨日(3/6)見た時には

「あれほどひどい計画はあり得ない」大阪・関西万博に……

というタイトルだったが、今朝になってみたらタイトルが差し替えられていた。維新か維新支持者かのクレームを受けてのタイトル変更だったとしたらいただけない。

 TBSはせっかく良いニュースを発信したのだから。