kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

読書

「私物化に走った世襲人士」安宅英一・鹿内春雄・安倍晋三の罪深さ(『KJ's Books and Music』)

『KJ's Books and Music』に下記記事を公開した。 松本清張『空(くう)の城』を読み、「社賓とシャヒーンと暴走役員が破綻させた」安宅産業と、「私物化に走った世襲人士」安宅英一・鹿内春雄・安倍晋三に思いを致す - KJ's Books and Music

松本清張『彩霧』は作者指折りの「駄作」か(笑)(『KJ's Books and Music』)

『KJ's Books and Music』に下記記事を公開した。 松本清張『彩霧』は作者指折りの「駄作」か(笑) - KJ's Books and Music

松本清張『象徴の設計』を読む(『KJ's Books and Music』)

『KJ's Books and Music』に下記記事を公開した。 松本清張『象徴の設計』を読む - KJ's Books and Music ↑ 上記タイトルの本は推理小説ではなく、戦前日本の軍人にして政治家である山縣有朋(長州出身の憎むべき人間)を主人公にした歴史小説。

沢田真佐子「単独の北岳」を読む 〜 今福龍太編『むかしの山旅』より(『KJ's Books and Music』)

『KJ's Books and Music』に下記記事を公開した。 沢田真佐子「単独の北岳」を読む(今福龍太編『むかしの山旅』より) - KJ's Books and Music

松本清張『風の視線』、『軍師の境遇』、『死の発送』を読む(『KJ's Books and Music』)

『KJ's Books and Music』に下記記事を公開した。 松本清張『風の視線』、『軍師の境遇』、『死の発送』を読む - KJ's Books and Music

東京にも「象潟」があった!〜松本清張『混声の森』より(『KJ's Books and Music』)

『KJ's Books and Music』に下記記事を公開した。 東京にも「象潟」があった!〜松本清張『混声の森』より - KJ's Books and Music

松本清張『昭和史発掘』(5)〜(9)(文春文庫新装版)を読む(『KJ's Books and Music』)

『KJ's Books and Music』に下記記事を公開した。 KJ's Books and Music - 松本清張『昭和史発掘』(5)〜(9)(文春文庫新装版)を読む

宇野重規『保守主義とは何か』(中公新書)のメモ(『KJ's Books and Music』)

『KJ's Books and Music』に下記記事を公開した。 宇野重規『保守主義とは何か』(中公新書)のメモ - KJ's Books and Music

松本清張『昭和史発掘』(3)(4)(文春文庫新装版)を読む(『KJ's Books and Music』)

『KJ's Books and Music』に下記記事を公開した。 松本清張『昭和史発掘』(3)(4)(文春文庫新装版)を読む - KJ's Books and Music

松本清張『表象詩人』(光文社文庫)を読む

サンデーモーニングの冒頭は北朝鮮、次がアメリカのシリア攻撃をめぐって米露は対立してるのか馴れ合っているのかという話で、最後が森友学園事件を追及するはずが身内の右翼議員からの離党届(受理されず除名へ)やら代表代行辞任やらで揺れる民進党の3本。…

玉木正之『「大相撲八百長批判」を嗤う』を読んで「小池劇場」「籠池劇場」を連想した

そういや6年前に東日本大震災が起きる直前まで、テレビのワイドショーは大相撲の八百長を連日騒いでたんだったな。図書館から借りた下記の本を読んで思い出した。 「大相撲八百長批判」を嗤う作者: 玉木正之出版社/メーカー: 飛鳥新社発売日: 2011/06/04メデ…

「報道を『マスゴミ』と非難するのは簡単ですが、国民と報道の分断は、まさに権力側の思うツボなのです。」(清水潔)

このところ森友学園(アッキード)事件にかまけていて、読書の時間も減り気味だが、「2.26事件」の日に読み終えた下記の本は、期待に違わず良かった。 「南京事件」を調査せよ作者: 清水潔出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2016/08/25メディア: 単行本この…

清水潔『桶川ストーカー殺人事件―遺言』(新潮文庫)読了

田中刑事という男子フィギュアスケート選手がいる。親はひでぇ名前をつけたもんだなあと思ってネット検索をかけると、田中選手は倉敷の出身で、親は「正義感の強い子に育ってほしい」という思いを込めて命名したのだそうだ。この言葉から思い出したのが、昨…

服部龍二『田中角栄』を読む 〜 では誰が「福祉元年」をやるべきだったのか

服部龍二の本は前にも中公新書の日中国交回復に関する本を読んだことがあるが、この政治学者は明確に保守派と位置づけられると思う。といっても、最近のメディアやネットのいう「保守」ではない。あれは右翼とか反動などと呼ぶべきものだ。そうではなく、80…

2017年2月第1週に読んだ松本清張『天才画の女』

2月最初(今年5タイトル目、2013年以降43タイトル目)の松本清張本は『天才画の女』(新潮文庫)。2月6日読了。 天才画の女 (新潮文庫)作者: 松本清張出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1982/09/28メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (7件) を…

2017年1月に読んだ本・日高六郎編『1960年5月19日』(岩波新書)

最近は本の話といえば松本清張と清水潔の本についてしか書いていないのだが、もちろん他の本も読んでいて(とはいえ今年はこれまで読んだ10冊のうち5冊が松本清張だが)、1960年に書かれた下記の本を読んだときには考えさせられてしまった。本は安保法案が審…

「文庫X」の正体・清水潔『殺人犯はそこにいる』(新潮文庫)は「これを読まずに死ねるか」と思える名著

朝日新聞夕刊1面(東京本社発行最終版)に「文庫X」の記事が載ったのはいつだっただろうか。下記の記事は昨年10月25日に朝日の福井版に載った記事のようだが、あるいはこれを全国版に掲載した記事だったかもしれない。なお、「文庫X」の発祥の地は福井ではな…

今週読んだ松本清張本は『球形の荒野』(文春文庫)

「荒野」といえば、今週松本清張の『球形の荒野』を読み終えたのだった(1/24に読了)。2013年に読み始めて以来41タイトル目、今年に入って3タイトル目の松本清張本。そういや松本清張は山川惣治の1年10か月後に生まれ(学年は2つ下)、4か月早く亡くなって…

元瀬戸内人・古寺多見の郷愁と旅愁をかき立てた松本清張『内海の輪』

6日前の今週日曜日に読み終えた、松本清張作品の区切りの40タイトル目は『内海の輪』だった。 内海の輪―松本清張プレミアム・ミステリー (光文社文庫)作者: 松本清張出版社/メーカー: 光文社発売日: 2013/02/13メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブ…

今年最初に読んだ松本清張本『聖獣配列』(文春文庫)

松本清張の小説は亡父の愛読書だった。山ほど清張の文庫本を持っていたが、私は読んだことがなかった。それが、2013年11月に『Dの複合』(新潮文庫)を読んで直ちにはまった。昨年は特に21タイトルも読んでしまった。今年最初に読んだのが『聖獣配列』(文春…

斎藤貴男『『あしたのジョー』と梶原一騎の奇跡』(朝日文庫)を「再読」した

2001年に新潮文庫版で読んだもののその後処分してしまった斎藤貴男の『梶原一騎伝』が、タイトルを変えて朝日文庫(朝日新聞出版)から再刊されたので、高かったけれども買って、15年ぶりに読んだ。買ったのは、この日記でしばしば梶原一騎が話題にのぼるせ…

松本清張『溺れ谷』のモデルたち

最近、読書記録の記事をほとんど書いていないが、今年は松本清張を21冊も読んでしまった。年初以来今日までに読んだ本は103冊だが、その2割以上を占めている。今しがた読み終えた本は下記。 溺れ谷: 松本清張プレミアム・ミステリー (光文社文庫)作者: 松本…

西崎伸彦『巨人軍「闇」の深層』(文春新書)を読む

プロ野球選手と暴力団(をはじめとする反社会的集団)とのかかわりは、芸能人のそれと同様、誰でも知っていることで驚くには当たらないのだが、単にプロ野球の(にっくき)読売球団のみならず、読売新聞社を頂点とする読売グループ全体が「社会悪」「反社会…

筒井康隆『旅のラゴス』(新潮文庫)を22年ぶりに再読した

しばらく前から大きな本屋で筒井康隆のリバイバルが目立つようになったが、その中でも特に売れているとの評判の『旅のラゴス』を22年ぶりに読んだ。一昨年に改版されて字が大きくなっていたので、それが近年小さな字を読むのが苦痛になり始めている私の背中…

北岳と煙草と新幹線と(串田孫一と吉田秀和を読む)

先月の夏休みに南アルプスの山に行っていたのだが、山に行く前と行ったあとに読んだ本に、私がたどったのとほぼ同じコースが書かれていた。 山行記 (文春文庫)作者: 南木佳士出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2016/05/10メディア: 文庫この商品を含むブログ…

船戸与一『満州国演義』全9巻を読了

今年4月に新潮文庫版で読み始めた船戸与一(1944-2015)の遺作となった長編『満州国演義』全9巻を読み終えた。4月、5月に各1冊、6月に3冊、7月に2冊、8月に1冊と読み進み、最後の第9巻は8月30日から今日9月3日の未明にかけて読んだ。原稿7500枚、単行本刊行…

角岡伸彦『ふしぎな部落問題』(ちくま新書)を読む

昨日(8/25)読み終えた本。 ふしぎな部落問題 (ちくま新書)作者: 角岡伸彦出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2016/06/06メディア: 新書この商品を含むブログ (6件) を見る 著者の角岡伸彦は、昨年初めに大センセーションを呼んだ『百田尚樹『殉愛』の真実』…

『怪傑ハリマオ』の実在のモデル・谷豊、シンガポール陥落時にもやらかしていた極悪人・辻政信の戦争犯罪などなど/船戸与一『雷の波濤 満州国演義七』を読む

先刻読み終えた本。この週末に一気読みした。 雷の波濤 満州国演義七 (新潮文庫)作者: 船戸与一出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2016/05/28メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る 昨年亡くなった船戸与一の晩年の大作『満州国演義』も、全9巻のう…

樋口陽一『自由と国家』を読む

立憲主義が争点になど全くならずに選挙戦を終えた参院選の投開票日前日の昨日(7/9)読み終えた本。 自由と国家―いま「憲法」のもつ意味 (岩波新書)作者: 樋口陽一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1989/11/20メディア: 新書購入: 1人 クリック: 5回この商…

エマニュエル・トッド『シャルリとは誰か?』(文春新書)読了

エマニュエル・トッドの『シャルリとは誰か?』を昨日(6/30)読了。2016年に読んだ59冊目の本だった。今年の年間目標である100冊は余裕でクリアできそうなペース。 シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧 ((文春新書))作者: エマニュエルトッド,Emmanue…